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09月04日-01号

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  1. 市貝町議会 2018-07-31
    09月04日-01号


    取得元: 市貝町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-04
    平成30年  9月 定例会(第4回)市貝町告示第56号 平成30年第4回市貝町議会定例会を、次のとおり招集する。   平成30年7月31日                             市貝町長  入野正明                記1.期日    平成30年9月4日(火)2.場所    市貝町役場          ◯応招・不応招議員応招議員(11名)   1番  関澤正一議員  3番  豊田 功議員   5番  川堀哲男議員  6番  園部弘子議員   7番  小沢岩夫議員  8番  小塙 斉議員   9番  小泉栄一議員 10番  山川英男議員  11番  高徳義男議員 12番  和久和夫議員  13番  平野 豊議員不応招議員(なし)      平成30年第4回市貝町議会定例会(第1号)           平成30年9月4日(火曜日)午前10時開会出席議員(11名)    1番  関澤正一議員  3番  豊田 功議員    5番  川堀哲男議員  6番  園部弘子議員    7番  小沢岩夫議員  8番  小塙 斉議員    9番  小泉栄一議員 10番  山川英男議員   11番  高徳義男議員 12番  和久和夫議員   13番  平野 豊議員欠席議員(なし)-----------------------------------説明のための出席者  町長        入野正明   教育長       石川栄壽  総務課長      水沼加代子  企画振興課長    軽部 修  税務課長      岡崎良一   町民くらし課長   川又孝宏  健康福祉課長    木性正樹   農林課長      永山良一  建設課長      滝田弘行   会計課長      塩澤政雄  こども未来課長   関澤史子   生涯学習課長    和田政一-----------------------------------本会議の書記  事務局長      久保孝幸   次長        小林陽子-----------------------------------付議事件  別紙のとおり開会及び開議宣告  午前10時00分            議事日程(第1号)第1 諸般の報告第2 行政報告第3 会議録署名議員の指名第4 会期の決定第5 認定第1号 平成29年度市貝町一般会計歳入歳出決算認定について(説明・委員会付託)第6 認定第2号 平成29年度市貝町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について(説明・委員会付託)第7 認定第3号 平成29年度市貝町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について(説明・委員会付託)第8 認定第4号 平成29年度市貝町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について(説明・委員会付託)第9 認定第5号 平成29年度市貝町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について(説明・委員会付託)第10 認定第6号 平成29年度市貝町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について(説明・委員会付託)第11 認定第7号 平成29年度市貝町奨学金貸与費特別会計歳入歳出決算認定について(説明・委員会付託)第12 報告第3号 平成29年度健全化判断比率及び資金不足比率について第13 議案第42号 副町長の選任につき同意を求めることについて第14 議案第43号 教育委員会の委員の任命につき同意を求めることについて第15 議案第44号 市貝町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について第16 議案第45号 塩田・見上・竹内辺地に係る総合整備計画の変更について第17 議案第46号 平成30年度市貝町一般会計補正予算第18 議案第47号 平成30年度市貝町国民健康保険特別会計補正予算----------------------------------- △開会及び開議の宣告 ○議長(小泉栄一)  ただいま出席している議員は11名であります。定足数に達しておりますので、平成30年第4回市貝町議会定例会は成立いたしました。 直ちに開会いたします。 これから本日の会議を開きます。                         (午前10時00分)----------------------------------- △諸般の報告 ○議長(小泉栄一)  日程第1、「諸般の報告」を行います。 まず、永山廣美議員から、8月20日付をもって、市貝町議会議員の辞職願が提出され、8月22日付で辞職許可をしましたので報告いたします。 次に、町長から、報告第2号「決算に関する附属書類」が提出されており、配付しておきましたのでご了承願います。 次に、8月10日付をもって市貝町教育委員会教育長から、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第1項の規定により、「平成29年度の教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価報告書」が提出されており、配付しておきましたので、ご了承願います。 次に、議会に提出されました陳情等について、ご報告いたします。 8月6日付をもって、市貝町大字文谷452-1、文谷宿自治会長、相田一郎氏から、「道路拡幅にかかる陳情書」について、また8月9日付をもって、市貝町商工会長、遠藤孝一氏から「平成30年度市貝町商工会運営補助に関する要望書」が提出されており、その写しを配付しておきましたので、ご了承願います。 以上で諸般の報告を終わります。----------------------------------- △行政報告 ○議長(小泉栄一)  日程第2、「行政報告」を行います。 平成30年8月21日付をもって、町長から行政報告書が提出されており、その写しを配付しておきましたので、ご了承願います。----------------------------------- △会議録署名議員の指名 ○議長(小泉栄一)  日程第3、「会議録署名議員の指名」を行います。 会議録署名議員は、会議規則第124条の規定により、5番、川堀哲男議員、6番、園部弘子議員を指名いたします。----------------------------------- △会期の決定 ○議長(小泉栄一)  日程第4、「会期の決定」についてを議題といたします。 このことについては、去る8月22日及び本日9月4日に議会運営委員会を開催し、協議いたしておりますので、その結果について委員長から報告を求め、その後に決定したいと思います。 議会運営委員長、園部弘子議員。登壇。          (議会運営委員長 園部弘子 登壇) ◆議会運営委員長(園部弘子)  去る8月22日及び本日9月4日に議会運営委員会を開催しましたので、その結果についてご報告いたします。 本日はお忙しい中、傍聴に来ていただきましてまことにありがとうございます。 今期定例会の会期、日程等について申し上げます。 会期は本日9月4日から14日までの11日間といたします。 審議される案件は、町長より提出された議案6件、認定7件、報告2件の15件であります。 また、一般質問は通告を8月17日の午後5時で締め切り、質問者6名であり、質問件数は17件となりました。 次に、日程の概要を申し上げます。 本日9月4日は、諸般の報告、行政報告、会議録署名議員の指名、会期の決定の後、認定第1号「平成29年度市貝町一般会計歳入歳出決算認定について」から、認定第7号「平成29年度市貝町奨学金貸与費特別会計歳入歳出決算認定について」までを一括議題とし、町長の説明を行います。その後、質疑を省略し、直ちに決算審査特別委員会設置の議決を行い、委員会に付託する予定であります。 次に、報告第3号の後、議案第42号から第47号までの審議、採決を行い、散会する予定であります。 2日目の9月5日は、通告者4名の一般質問を行います。 3日目の9月6日は、通告者2名の一般質問の後、総務民生常任委員会委員長の選任を行います。 9月7日から12日までの4日間は、決算審査特別委員会を開催し、付託された各会計決算の審査を行います。 最終日となる9月14日は、認定第1号から認定第7号までの、平成29年度の一般会計・各特別会計歳入歳出決算認定についての決算審査特別委員長による決算報告の後、討論、採決を行う予定です。続いて、請願第1号の討論、採決及び陳情第1号、第4号の討論・採決を行います。 最後に、総務民生及び文教経済の各常任委員会、議会運営委員会、議会広報編集調査特別委員会からの閉会中の継続調査の申し出がありますので、本件を議決して閉会とする予定であります。 以上です。 ○議長(小泉栄一)  お諮りいたします。今期定例会の会期は、ただいま議会運営委員長からの報告のとおり、本日9月4日から9月14日までの11日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小泉栄一)  異議なしと認めます。 したがって、今期定例会の会期は、本日9月4日から9月14日までの11日間と決定しました。----------------------------------- △認定第1号~認定第7号の一括上程、説明、報告 ○議長(小泉栄一)  日程第5、認定第1号「平成29年度市貝町一般会計歳入歳出決算認定について」、日程第6、認定第2号「平成29年度市貝町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について」、日程第7、認定第3号「平成29年度市貝町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について」、日程第8、認定第4号「平成29年度市貝町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について」、日程第9、認定第5号「平成29年度市貝町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について」、日程第10、認定第6号「平成29年度市貝町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について」、日程第11、認定第7号「平成29年度市貝町奨学金貸与費特別会計歳入歳出決算認定について」の、以上認定7件を一括議題といたします。 直ちに町長の説明を求めます。 入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  ただいま一括上程されました認定第1号「平成29年度市貝町一般会計歳入歳出決算認定について」、認定第2号「平成29年度市貝町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について」、認定第3号「平成29年度市貝町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について」、認定第4号「平成29年度市貝町介護保険特別会計歳入歳出決算認定について」、認定第5号「平成29年度市貝町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について」、認定第6号「平成29年度市貝町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について」、認定第7号「平成29年度市貝町奨学金貸与費特別会計歳入歳出決算認定について」、順を追ってご説明申し上げます。 昨年度の執行状況でございますが、主要事業に掲げました「総合相談支援センター設置事業」、小学校普通教室への空調設備設置事業である「学校施設環境改善事業」、町道塩田・続谷線を初めとする道路改良事業、地方創生関連の各種事業など、社会資本の整備を進めるとともに、振興計画に盛り込んだ他の事業についても、ほぼ計画どおり執行することができました。 また、ソフト事業関係では「臨時福祉給付金事業」、デマンドタクシーやスクールバスの運行事業、新規就農者の経営を支援する「青年就農給付金交付事業」、道の駅施設の管理・運営事業など、さまざまな分野において、事業を計画どおり執行することができました。 これもひとえに、国・県等の関係機関並びに議会議員の皆様及び町民の皆様のご指導、ご協力のたまものと深く感謝申し上げる次第でございます。 それでは、認定第1号「平成29年度一般会計歳入歳出決算について」ご説明を申し上げます。 平成29年度の一般会計歳入決算額は63億620万9,749円、歳出決算額は59億9,314万2,809円でありました。前年度と比較いたしますと、歳入では6.7%、3億9,844万347円の増、歳出は17.9%、9億1,126万6,900円の増となりました。 歳入歳出とも増額となった主な要因は、固定資産税、法人町民税等の町税収入の増及び町道塩田・続谷線を初めとする道路改良工事の増による土木費の増、農林水産業費の繰越事業において約5億円の補助事業が実施されたこと等によるものでございます。 予算現額を当初予算と比較しますと、歳入では当初予算額45億4,000万円に対し、28年度からの繰越事業費、補正予算を合わせて16億9,361万2,000円の増となり、率にしまして37.3%の伸びとなりました。 一方、歳出につきましても、3月までに同額を追加し、28年度からの繰越事業費を含め、歳入歳出とも62億3,361万2,000円となっており、予算に対する執行率は96.1%で、前年度と比較し9.7%上回りました。 歳入歳出差引額3億1,306万6,940円から平成30年度へ繰り越すべき財源5,100万5,000円を控除した実質収支額は2億6,206万2,000円となり、標準財政規模に対する割合である実質収支比率は7.7%となっております。 それでは、歳入歳出について、款別に概要を申し上げます。 まず、歳入から順を追って説明申し上げます。 1款町税は、収入済額24億6,394万7,232円で、収入全体の39.1%を占めており、前年度と比較し1億8,912万円余り増額となりました。これにつきましては、赤羽工業団地内の企業による設備投資や好調な業績により、固定資産税及び法人町民税が増額となったことによるものです。なお、徴収率は95.5%で、前年度比0.4%改善いたしました。 税目別に見てみますと、町民税は前年度と比較し8.8%、1億606万円余りの増となりましたが、主に法人町民税の増によるものでございます。 固定資産税につきましては、8.9%、8,662万円余りの増額となりました。 軽自動車税につきましても、税制改正による税額変更の影響で5.7%、203万円余りの増額となっております。 たばこ税につきましては557万円余り、8.5%の減額となっております。 入湯税につきましては2万7,000円余りの減となっております。 次に、2款地方譲与税は、地方揮発油譲与税、自動車重量譲与税で7,167万8,000円が収入済みとなっており、昨年度と比較し20万円余り減となっております。 3款利子割交付金につきましては、209万3,000円で、昨年度と比較し98万円余りの増となっております。 4款配当割交付金は638万7,000円が交付されており、昨年度と比較し211万円余りの増となっております。 5款株式等譲渡所得割交付金は、678万5,000円が交付されております。 6款地方消費税交付金は、2億1,770万5,000円が交付され、うち9,142万6,000円は消費税引き上げ分に係る社会保障財源交付金となっております。 7款ゴルフ場利用税交付金は、3,064万7,000円余りで、ほぼ予算額どおりの収入となっております。 8款自動車取得税交付金は、1,988万2,000円で、予算額に対し32.5%の増額となっております。 9款地方特例交付金は、708万6,000円が交付されております。 次に、10款地方交付税でございますが、6億6,674万7,000円で、平成28年度と比較いたしますと、2億8,261万円余り減額となっております。内訳は、普通交付税が5億4,416万4,000円、特別交付税が1億2,258万3,000円で、減額となった主な要因は、町税収入の増加に伴う基準財政収入額の増により普通交付税が減額となったことと、芳賀広域行政事務組合で事業を行った芳賀町給部地内の一般廃棄物最終処分場建設事業が終了したことにより、震災復興特別交付税が交付されなくなったことによるものでございます。 11款交通安全対策特別交付金は、114万5,000円が交付されました。この交付金は、道路交通法による反則金のうちから、交通事故発生件数等により市町村に交付されるものでございます。 12款分担金及び負担金は、4,415万1,690円で、主なものは保育所運営費扶養義務者負担金であります。 13款使用料及び手数料は、伊許山キャンプ場、市貝温泉健康保養センター、町営住宅などの使用料と、戸籍及び税関係などの証明手数料であります。 14款国庫支出金は、4億1,024万1,675円で、前年度と比較しますと4,200万円余り減額となっております。 15款県支出金は、8億2,970万8,083円で、前年度より4億5,808万円余りの増額となっておりましたが、6款農林水産業費の繰越事業において、多額の県支出金が交付されたことによるものでございます。 16款財産収入は、4,272万7,121円で、基金の利子及び町有地の売払収入等でございます。 17款寄附金につきましては、1,736万2,731円で、主なものは一般寄附金やふるさと応援寄附金等でございます。 18款繰入金は、3億5,587万円で、前年度より2,131万7,000円の増となりました。 19款繰越金は、平成28年度からの決算剰余金で、8億2,589万3,493円でありました。 20款諸収入は、6,944万435円で、前年度より9万円余りの増額となりました。 21款町債は、臨時財政対策債1億5,000万円と辺地対策事業債2,600円であります。 次に、歳出について申し上げます。 歳出決算額につきましては、冒頭でも申し上げましたように、59億9,314万2,809円で、前年度と比較し9億1,126万円余りの増となっております。 歳出全体に占める目的別経費の割合を見てみますと、民生費が23.2%、総務費が22.4%、農林水産業費が13.3%、教育費が10.2%、土木費が9.5%、公債費が6.3%、衛生費が5.9%、消防費が4.1%、商工費が3.6%、そして議会費が1.5%の順となっております。 それでは、款別に歳出の概要についてご説明いたします。 1款議会費は、8,849万3,682円を支出しており、前年度と比較しますと、0.9%、82万円余りの減額となっております。 2款総務費は、13億4,047万396円で、前年度と比較し32.0%、3億2,484万円余りの増額となっております。主なものは財政調整基金や教育施設整備基金等への基金積立金が増額となったことによるものでございます。 3款民生費は、13億8,776万5,147円で、前年度と比較し1,709万円余り、1.2%の増額となっております。 主なものは、障害者自立支援事業、保育所・保育園運営事業、児童手当支給事業、こども・妊産婦医療費助成、国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計及び介護保険特別会計への繰出金に要した経費であります。 4款衛生費は、3億5,573万5,043円で、前年度と比較し7,283万円余り、17.0%の減となっております。 減額の主な要因は、芳賀地区広域行政事務組合へのごみ処理及びし尿処理等に係る分担金の減によるものでございます。 5款労働費は、主に芳賀地区広域行政事務組合への分担金の支出であります。 6款農林水産業費につきましては、7億9,585万4,047円で、平成28年度と比較し152.1%、4億8,016万円余りの増となっております。 これは、先述のとおり、繰越事業において多額の費用を支出しているためでございます。 7款商工費は、2億1,325万3,897円で、前年度と比較し6.7%、1,533万円余りの減となりました。 商工費は、伊許山キャンプ場、道の駅の管理運営に要した経費などとなっております。 次に、8款土木費は、5億6,707万301円で、前年度と比較し21.2%、9,933万円余りの増額となりました。主な要因といたしましては、町道塩田・続谷線等の町道改良工事費が増となったことによるものです。 平成29年度は、国庫補助事業であります「防災・安全社会資本整備交付金事業」により、町道石下線の舗装修繕工事及び町道塩田・続谷線の改良工事を実施するとともに、町道の維持補修、カーブミラーの設置等を行い、より安全な生活道路の整備に努めたところであります。 9款消防費は、2億4,763万9,446円で、平成28年度と比較しますと1,547万円余り、5.9%の減額となっております。 消防費は、常備消防に対する負担金が消防費全体の71.2%を占めております。 10款教育費は、6億1,526万9,910円で、前年度と比較しますと1億387万円余り、20.3%の増額となっております。 主な要因といたしましては、小学校普通教室の空調設備設置工事や市貝中学校中庭整備工事等、学校施設の改修等に係る費用の増によるものでございます。 次に、12款公債費は、元金71件、利子75件、3億8,120万4,940円の支出でございました。 平成29年度決算における実質公債費比率は、前年度と同率の8.4%、将来負担比率は前年度より25.4ポイント下がって6.4%となり、町債残高の減少により年々改善されてきたところでありますが、県内他市町と比較しても決してよい数値とはなっていないため、今後も財政運営に十分留意してまいりたいと考えております。 最後に13款予備費でございますが、予備費は当初予算に1,000万円を計上しておりました。内訳は10件、359万9,000円を充用いたしました。 以上が「平成29年度市貝町一般会計歳入歳出決算」の概要でございます。 次に、認定第2号「平成29年度市貝町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について」ご説明申し上げます。 本年度の予算額13億8,685万4,000円に対する収入済額は、14億7,462万2,061円であり、予算額との比較は8,776万円余りの増となりました。また、支出済額は13億1,345万6,835円であり、執行率は94.7%となってございます。 歳入歳出決算額の実質収支額は、1億6,116万5,226円となり、平成30年度へ繰り越しをするものございます。 それでは、歳入について、款ごとに概要をご説明申し上げます。 1款国民健康保険税は、2億6,880万9,233円で、決算額における構成比は、18.2%となっております。平均世帯数1,700世帯、平均被保険者数3,018人で1世帯当たりにしますと15万8,123円、被保険者1人当たりは8万9,069円となりました。 一般被保険者国保税の医療給付費分現年課税分の収納率は95.01%であり、同じく後期高齢者支援金分現年課税分につきましては95.05%となりました。また、介護納付金分現年課税分につきましては、収納率93.66%となっております。 2款一部負担金は収入がございません。 3款使用料及び手数料は、国民健康保険税の未納者に対する督促手数料として、1,564件分、15万6,400円となっております。 4款国庫支出金は、療養の給付に係る費用、特定健診等負担金及び財政基盤の確立と、国民健康保険事業の健全な運営に資するために交付されたもので、2億6,893万3,937円の収入であり、決算額に対する構成比は18.2%でございます。 5款療養給付費交付金は、退職被保険者等の療養給付費等として社会保険診療報酬支払基金より交付されるもので、4,410万2,282円の収入でございます。 6款前期高齢者交付金は、保険者間の不均衡を是正するための財政調整制度であり、社会保険診療報酬支払基金より交付された2億3,579万6,921円の収入であり、決算額に対する構成比は22.8%でございます。 7款県支出金は、高額医療費共同事業拠出金の県負担分及び特定健診等の県負担分、県財政調整交付金等の収入で、7,457万5,664円の収入でございます。 8款共同事業交付金につきましては、財政の安定化を図るため、各保険者からの拠出金を財源として国保連合会から交付されたもので、2億6,550万9,639円の収入でございます。 9款財産収入の439円は、高額療養費貸付基金及び財政調整基金の利子であり、10款繰入金は、国及び県の保険基盤安定負担金を含めた一般会計からの繰入金で、9,598万4,058円の収入でございます。 11款繰越金、1億2,034万9,901円は、平成28年度からの繰越金でございます。 12款諸収入は、40万3,587円であり、延滞金及び70歳から74歳までの前期高齢者の医療費に係る一部負担金の返納金でございます。 次に、歳出についてご説明申し上げます。 1款総務費は、1,331万2,748円の支出であります。 2款保険給付費は、7億5,259万9,726円の支出であり、決算額に対する構成比は57.3%を占めております。 3款後期高齢者支援金等は、1億5,979万4,614円を拠出し、構成比は12.2%であります。 4款前期高齢者納付金等は、59万5,150円の支出をし、5款老人保健拠出金は、老人保健制度の経過措置に伴う事務費拠出金として、3,254円を支出いたしました。 6款介護納付金は、7,121万5,627円を支出し、決算額に対する構成比は5.4%であります。 7款共同事業拠出金は、2億9,590万9,899円の支出となり、決算額に対する構成比は22.5%となりました。 8款保健事業費は、特定健診事業及び疾病予防の普及等に要する経費として、1,058万3,796円を支出し、9款積立金は、国民健康保険高額療養費貸付基金の利子等、2,000円の積み立てでございます。 10款公債費につきましては支出がありません。 11款諸支出金は、被保険者への国民健康保険税還付金及び療養給付費負担金精算に伴う返還金など、944万21円を支出いたしました。 12款予備費につきましては、2件分で一般被保険者療養費へ10万7,000円、一般被保険者高額療養費へ128万1,000円を充用いたしました。 以上が「平成29年度市貝町国民健康保険特別会計の歳入歳出決算」の概要でございます。 続きまして、認定第3号「平成29年度市貝町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について」ご説明申し上げます。 予算額9,745万4,000円に対する収入済額は、9,840万3,932円となり、予算額と比較し約95万円の増となりました。また、支出済額は9,629万5,319円、予算に対する執行率は98.8%となりました。 歳入歳出決算額の実質収支額は、210万8,613円となり、平成30年度へ繰り越しをするものでございます。 それでは、歳入からご説明申し上げます。 1款後期高齢者医療保険料は、6,744万5,755円で被保険者から納めていただいたものです。被保険者数は年度末で1,612人であり、保険料率は均等割額が4万3,200円、所得割額が8.54%となっておりますが、低所得者への支援策として、所得額に応じた均等割額や所得割額の軽減措置を設けております。 2款使用料及び手数料は、督促手数料125件分で、1万2,500円の収入であり、3款繰入金は、保険料の軽減に伴い、保険基盤を安定させるために一般会計から繰り入れたもので、2,835万4,840円でございます。 4款繰越金は、前年度からの繰越金で、5款諸収入につきましては、延滞金や過年度分の保険料精算金として、11万6,500円の収入がありました。 次に、歳出についてご説明いたします。 1款総務費は、後期高齢者医療制度運営に係る事務経費として169万3,624円を支出し、2款後期高齢者医療広域連合納付金は、被保険者から納めていただいた保険料と、保険基盤安定繰入金分を後期高齢者医療広域連合へ納付するもので、9,450万9,295円の支出でございます。 3款諸支出金は、過年度分の保険料還付金で、9万2,400円を支出いたしました。 4款予備費は、1件分で後期高齢者医療広域連合納付金へ9万5,000円を充用いたしました。 以上が「平成29年度市貝町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算」の概要でございます。 次に、認定第4号「平成29年度市貝町介護保険特別会計歳入歳出決算」についてご説明いたします。 介護保険制度は3年を事業運営期間とし、平成27年度から第6期計画が開始されております。この3カ年計画において、高齢者増加に伴う介護サービス利用増を見込み、介護保険料を増額させていただきました。 それでは、まず保険事業勘定の決算からご説明申し上げます。 平成29年度歳入決算額は9億6,470万5,404円、歳出決算額は9億981万5,520円であります。前年度の決算と比較しますと、歳入では2.2%の増、歳出においても3.3%、約3,039万円の増額となっております。増額の要因といたしましては、介護給付準備積立金として約2,000万円の増及び地域支援事業費約790万円の増が主な理由でございます。 歳入歳出決算額の実質収支額は5,488万9,884円となっており、平成30年度へ繰り越しをいたします。 介護保険事業の運営に必要な財源構成は、基本的に公費から50%を賄い、残り50%を40歳以上の方からの介護保険料で成り立っております。 平成30年3月末の第1号被保険者数は3,263名となっており、前年度より84名の増加、要介護・要支援認定者数は550名で、19名の増加となっております。 それでは、歳入から順を追ってご説明申し上げます。 1款保険料の収入済額は、1億9,323万8,159円で、調定額に対する収納率は96.6%でございます。 2款使用料及び手数料は、督促手数料であります。 3款国庫支出金は、保険給付費に要する経費の定率負担分と、保険料の格差是正を目的とした財政調整交付金及び地域支援事業交付金の合計、2億1,124万2,252円が交付され、歳入全体の22%を占めております。 4款支払基金交付金は、介護給付費交付金及び地域支援事業交付金の合計、2億3,645万3,000円が交付されました。 5款県支出金は、保険給付費に要する経費の定率負担分と地域支援事業交付金を合わせた、1億2,780万3,310円の交付となりました。 6款財産収入は、介護給付費準備基金の預金利子でございます。 7款繰入金は、町の保険給付費に要する経費の定率負担分と地域支援事業繰入金、事務費繰入金、低所得者保険料軽減分の合計で、1億3,151万4,000円を繰り入れました。 なお、3款から5款、7款の公費負担分につきましては、平成30年度において精算いたします。 続いて、8款繰越金は前年度からの繰越金で、9款諸収入につきましては、介護保険料の延滞金収入です。 次に、歳出についてご説明申し上げます。 1款総務費は、1,367万9,886円の支出であります。 2款保険給付費は、8億3,623万8,540円の支出で、歳出総額の91.9%を占めております。 主なものは、まず要介護1から5の方が利用する介護サービスに対する給付として、訪問介護やデイサービス、ショートステイ等に給付する居宅介護サービス給付費が3億986万3,867円、認知症対応型グループホーム等の利用に対する地域密着型介護サービス給付費が1億1,754万1,827円、特別養護老人ホーム等の施設入所者に対する施設介護サービス給付費は2億9,828万8,231円、ケアプラン作成に要する経費、居宅介護サービス計画給付費として3,491万990円を支出いたしました。 次に、要支援の認定者のサービス利用に対して給付する介護予防サービス給付費は1,403万5,298円、ケアプランを作成する介護予防サービス計画給付費は248万6,000円となっております。 さらに、利用者負担が一定額を超えた場合に給付する高額介護サービス費や高額医療合算介護サービス費につきましては、合わせまして1,857万4,475円となりました。 特定入所者介護サービス費は、低所得者に対して居住費及び食費を補足給付するもので、3,445万5,430円を支出いたしました。 3款基金積立金は、介護給付費準備基金への利子分と合わせて2,000円を積み立ていたしました。 4款地域支援事業費は、介護予防の事業や地域包括支援センターの運営費として2,016万1,769円の支出でございます。 5款諸支出金は、平成28年度の保険給付費等の精算確定により、支払基金及び国、県、町への返還金でございます。 6款予備費は、支出がございませんでした。 次に、介護サービス事業勘定についてご説明いたします。 予算額170万円に対する歳入決算額は465万776円、歳出決算額は141万1,177円となり、実質収支額は323万9,599円で平成30年度へ繰り越しをするものでございます。 それでは、まず歳入から申し上げます。 1款サービス収入の収入済額は251万6,100円で、要支援の認定を受けた方に対するケアプラン作成料の収入となっております。 2款繰越金は前年度からの繰越金。 3款諸収入は収入がございませんでした。 次に、歳出についてご説明申し上げます。 1款総務費は、地域包括支援センターの事務経費として23万1,770円支出であり、2款事業費は、要支援者の介護予防サービス計画を作成する事業者への委託料として117万9,400円を支出いたしました。 以上が「平成29年度市貝町介護保険特別会計歳入歳出の決算」の概要でございます。 続きまして、認定第5号「平成29年度市貝町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について」ご説明申し上げます。 平成29年度における鴻之宿地区農業集落排水処理施設の利用戸数は117戸、処理人口は374人であり、また、赤羽西南地区農業集落排水処理施設の利用戸数は346戸、処理人口は1,192人で、地域の農業用水や水利施設の保全、生活環境の改善に寄与しているところでございます。 本会計の歳入合計は8,976万870円、歳出合計は7,988万7,224円で、予算に対する執行率は96.1%であります。また、歳入歳出差し引き残額の987万3,646円が平成30年度へ繰り越しとなります。 それでは、歳入についてご説明申し上げます。 1款使用料及び手数料につきましては、鴻之宿地区及び赤羽西南地区処理施設の使用料として、それぞれ535万8,466円、1,707万7,791円の収入がございました。 2款財産収入は、農業集落排水処理施設維持管理基金の利子でございます。 3款繰入金は、町債の償還金に充当するため、一般会計から繰り入れたものであります。 4款繰越金の948万5,398円は、平成28年度からの繰越金でございます。 5款諸収入につきましては、赤羽西南地区農業集落排水事業への加入金及び西南施設の落雷被害の保険料でございます。 次に、歳出についてご説明申し上げます。 1款1項総務費につきましては、農業集落排水使用料賦課徴収業務委託料及び消費税納付金等が主な支出でございます。 2項施設管理費は、鴻之宿地区及び赤羽西南地区処理施設の電気料及び保守管理委託料等の維持管理に要した費用でございます。 2款公債費は、平成元年度から平成14年度までに借り入れた起債12件の元利償還金でございます。 3款諸支出金の支出はありませんでした。 4款予備費流用はありませんでした。 以上が「平成29年度市貝町農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算」の概要でございます。 次に、認定第6号「平成29年度市貝町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について」ご説明申し上げます。 公共下水道事業につきましては、平成17年3月28日に48ヘクタールで供用開始し、現在は多田羅及び赤羽地区の93.3ヘクタールで処理を行っているところでございます。 本会計の歳入合計は2億5,848万2,016円、歳出合計は2億3,132万8,616円で、予算に対する執行率は96.8%であります。また、歳入歳出差し引き残額の2,715万3,400円が平成30年度へ繰り越しとなります。 それでは、歳入についてご説明申し上げます。 1款分担金及び負担金につきましては、公共下水道受益者負担金として、63世帯分731万700円の収入がございました。 2款使用料及び手数料は、下水道使用料として3,102万6,592円、各種手数料として4万5,000円の収入がございました。 3款国庫支出金は、赤羽地内の管渠築造工事費及び設計積算・現場技術業務等に対する国庫補助金でございます。 4款繰入金は、町債の償還金に充当するため、一般会計より繰り入れたものでございます。 5款繰越金は、2,425万3,458円は、平成28年度からの繰越金でございます。 6款諸収入は、消費税の還付金でございます。 7款町債につきましては、平成29年度に行った管渠築造工事等に対して6,890万円を借り入れたものでございます。 次に、歳出についてご説明申し上げます。 1款1項総務費につきましては、使用料の賦課徴収業務委託料及び公共下水道事業計画変更業務委託料が主なものでございます。 2項施設管理費は、水処理センターの電気料、維持管理業務委託料及び汚泥処理委託料が主なものでございます。 3項建設費は、赤羽地内の管渠築造工事請負費及び工事設計委託料が主なものでございます。 2款公債費は、平成10年度から平成28年度までに借り入れた起債29件の元利償還金でございます。 3款予備費につきましては、充用がございませんでした。 以上が「平成29年度市貝町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算」の概要でございます。 続きまして、認定第7号「平成29年度市貝町奨学金貸与費特別会計歳入歳出決算について」ご説明申し上げます。 まず、予算総額は、歳入歳出それぞれ608万円であります。これに対する収入済額は668万1,711円であり、60万1,711円の増となっております。 また、支出済額は501万4,000円で、執行率は82.5%でございます。 実質収支は166万7,711円で、平成30年度へ繰り越しいたします。 それでは、歳入についてご説明いたします。 1款償還金収入は、現年度分が27名で312万円、過年度分が1名で8万円でございます。 2款財産収入710円は、奨学基金の利子でございます。 3款寄附金は収入がございませんでした。 4款繰入金68万円は、一般会計からの繰り入れでございます。 5款繰越金280万1,001円は、平成28年度からの繰越金でございます。 6款諸収入は収入がありませんでした。 次に、歳出についてご説明申し上げます。 1款総務費189万4,000円は、奨学金貸与に係る事務的経費並びに基金への積立金でございます。 2款事業費は、312万円は大学生13名に貸与した奨学金でございます。 奨学金の貸与額は、大学生及び専門学校生が月額2万円、高校生は月額1万円でございました。 3款予備費は充用がありませんでした。 以上が「平成29年度市貝町奨学金貸与費特別会計歳入歳出決算の概要」でございます。 以上、各会計ごとにご説明申し上げましたが、詳細につきましては予算執行状況報告書をごらんいただきたいと思います。 なお、決算に当たりましては、過日、監査委員の監査をいただいております。監査結果につきましては、決算審査意見書のとおりでありますが、ご指摘いただいた点は、今後の財政運営に十分反映させてまいりたいと存じております。 よろしくご審議をいただき、本決算が認定されますようお願い申し上げます。 ○議長(小泉栄一)  ここで暫時休憩といたします。 再開は11時15分とします。                         (午前11時00分)----------------------------------- ○議長(小泉栄一)  それでは、再開いたします。                         (午前11時15分)----------------------------------- ○議長(小泉栄一)  入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇)
    ◎町長(入野正明)  先程ご説明した中に訂正箇所が2カ所ございますので、改めて訂正させていただきたいと思います。 1つは、認定第4号「平成29年度市貝町介護保険特別会計歳入歳出決算について」でございまして、そのうち、歳出についてでございます。 3款基金積立金の読み上げた数字が「2,000円を積み立て」と申し上げましたが、「2,000万円」が正しいので「2,000万円」と改めさせていただきます。 もう一点は、認定第6号「平成29年度市貝町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について」でございますが、そのうち、歳出につきまして、3款予備費につきましては、充用ございませんでしたということでございましたが、充用がございましたので、改めて訂正させていただきます。 充用は5件ございました。受益者負担金一括納付報奨金6万7,000円を充用させていただきましたので、改めて訂正させていただきます。予備費につきましては5件、受益者負担金一括納付報奨金、合わせまして6万7,000円を充用させていただきました。改めて訂正させていただきます。 ○議長(小泉栄一)  町長の説明が終わりましたので、これから水沼代表監査委員より、決算審査について意見を求めます。 水沼誠代表監査委員、登壇願います。          (代表監査委員 水沼 誠 登壇) ◎代表監査委員(水沼誠)  決算審査報告を申し上げます。 去る7月27日、30日、31日、8月1日及び2日の5日間にわたり決算審査を行いましたので、その結果について申し上げます。 平成29年度一般会計、特別会計の歳入歳出決算について、関係諸帳簿、証拠書類を慎重に審査し、あわせて関係課局長及び課長補佐、係長から説明を求め、審査を行いました。 その結果、平成29年度の一般会計及び特別会計の総計決算額は、歳入92億351万7,000円、歳出は86億3,035万2,000円であり、形式収支額は5億7,316万5,000円、実質収支額は5億2,216万円となりました。 各会計とも出納閉鎖の時期は適正であり、決算書を調製して法定期日までに提出されました。計数等に誤りはなく、各会計とも黒字決算でありました。予算執行状況についてもおおむね適正であると認められ、全般的に健全な行財政運営がなされていたものと判断いたしました。 予算の執行に当たり、収支の均衡を維持しながら財政を運営すべく努力された結果であると考えられます。 現在の我が国が直面しているさまざまな諸問題では、少子高齢化による人口減少や、都市と地方間の格差の拡大、生活スタイルの多様化等による地域コミュニティーの脆弱化などが顕著であります。当町でも、今後、急速な人口の減少と、それに伴う人口構成の変化や地域力の低下が、自然災害に関する危機管理、安心・安全な住環境、農業・商業の振興、地域活性化などに対して、多大な影響を及ぼすものと懸念されます。 そうした中、地域行政サービス改革を推進し、財政マネジメントの強化は、地域主権型社会の確立に不可欠なものとなっております。 地方創生の取り組みであるまち・ひと・しごと創生事業を一層推進するため、地方交付税や、国・県補助金の十分な活用に努め、地方行財政の改革と地域経済好循環システムの構築、拡大に向けた取り組みを深化させるまちづくりが求められております。 これらのことを踏まえ、少子高齢化の進行による社会保障費の増、公共施設、インフラの老朽化対策や、新たな行政需要に柔軟に対応するためにも、自主財源の確保や経常経費の削減など、引き続き計画性を持って弾力性のある財政構造の確立に努力されることを期待しております。 まず、一般会計から申し上げます。 審査意見書3ページをごらんください。 平成29年度の一般会計は、歳入63億621万円、歳出は59億9,314万3,000円であり、形式収支額は3億1,306万7,000円、繰越明許費を控除した実質収支額は2億6,206万2,000円となりました。 歳入は、前年度と比較して6.7%に当たる3億9,844万1,000円の増となりました。また、自主財源比率は5ページに記述しておりますが、前年度より0.3ポイント増加し61.2%となり、依存財源比率が38.8%となりました。 次に、6ページ、財政分析指標を見ますと、財政力指数は前年度から0.05ポイント上がり0.79となっております。平成25年度以降はほぼ横ばい状態の0.7台で推移しており、県内市町平均0.725を若干上回っていることから、おおむね良好であると判断いたします。 実質公債費比率は8.4%となり、前年度と同じ数字ではありますが、平成25年度からの推移を総合的に見ますと、公債費比率に対する努力と配慮がうかがえ、今後も継続した努力を望むものです。 また、経常収支比率については、財政構造の弾力性をはかる指標として用いられているもので、86.3%となっています。本町では過去5年間、80%台の水準で推移しており、比率が低いほど普通建設事業費等の臨時的経費に充当できる一般財源に余裕があることを示しています。県内市町平均89.6%を下回っており、問題のない数値と判断しますが、引き続き、経費の節減に努められるようお願いするところです。 将来負担比率は、前年度比25.4ポイント低下して、6.4%と改善が見られます。将来の負担に備えて基金残高を確保するとともに、事業全体の見直しなどを行い、無理な負担を将来に残さないよう計画的な起債発行に努めていただきたいと思います。 次に、7ページになりますが、歳入のうち町税の収納状況は下段の表のとおり、収納率が前年度より0.4ポイント向上し、督促などの徴収対策、栃木県宇都宮県税事務所との連携の成果があらわれているものと判断します。 未収入額は約1億359万円であり、税負担の公正かつ公平性の確保と行政に対する信頼性の観点からも、継続した滞納対策を望むものです。 8ページの歳出においては、③のイで記述しております予算流用は104件、1,990万2,000円となり、前年度と比較した流用件数は39件の増でありました。そのうち予備費の充用は14件、359万9,000円支出されております。予算の変更については議会の承認が基本であり、特例的な措置であるため、充用に当たってはより慎重に行ってください。 次に、ロの資金前渡については146件であり、平成28年度と比較し15件の減となっています。 精算までに2カ月以上の期間を要したものが4件ありましたので、支払い完了後、速やかに精算されますよう心がけてください。なお、正当債権者への支払い及び精算は適正に行われていました。 続く、ハの不用額については2億4,046万9,000円で、繰越額を差し引くと1億8,464万9,000円余りとなりました。予算の承認を認めた議会に対する信義と、相互牽制を働かせるためにも、決算見込額が確定した後、執行残の大きなものについては減額補正すべきと考えます。 次に、特別会計について申し上げます。 特別会計は、審査意見書の9ページから11ページにかけて述べておりますが、おおむね適正であったと認めます。 国民健康保険特別会計の保険税の収入率は、対前年度比1.6ポイントふえ、現年度分の未納者も減少し、徴収努力がうかがえます。 また、農業集落排水事業特別会計、公共下水道事業特別会計においても、管理運営の基本となる使用料の滞納が見られます。負担の公平性の確保と受益者負担の原則の観点から、引き続き積極的な未納者対策を望むものです。 次に、11ページ下段にあります公有財産について申し上げます。 土地・建物、有価証券、出資による権利及び物品等について、いずれも関係書類と符合しており、正確でありました。 なお、普通財産は町民のための施設であることを念頭に置き、適切な維持管理に努めていただき、未利用財産については、活用計画に基づき資産の有効活用や売却等についても検討をするなど、町民から負託された貴重な財産であることから、管理の重要性を改めて認識するとともに、充実した維持管理に努められるよう望むものです。 続いて、12ページの基金について申し上げます。 特定目的のために財産を維持し、資金を積み立てる基金は13件となっております。 まず、土地開発基金に関しては、取得後供用開始されている土地は、一般会計で買い戻す必要がありますので、計画的に対応をお願いいたします。基金の積み立て額に関しては、使途を指定した寄附や預金利子が主なものとなっています。積立額の多い基金は、財政調整基金の4億円、教育施設整備基金の2億円、地域福祉基金の1億円で、これらは地方財政法第7条の規定に基づき、決算剰余金の2分の1に当たる額が積み立てられたもので、適正に積立財源として充てられていました。他の基金の運用についても、目的に沿った確実な会計処理がなされているものと認めます。 最後に、結びでも述べておりますが、平成29年度は、第6次市貝町振興計画基本構想、前期基本計画がスタートして2年目となるため、町の指針となる計画の執行状況を的確に把握して、事務事業が計画どおり進行するよう管理体制を確立し、町経営の総合的・効率的な執行が確保されることを望むものです。また、地方創生に関して市貝町人口ビジョン、まち・ひと・しごと創生総合戦略の施策展開と進行管理を的確に行い、町民及び関係者の多様な意見を取り入れ、限られた財源や資源を効果的に活用しながら、人口減少、少子高齢化、公共施設の老朽化対策に着実に取り組んでいただきたいと思っております。 今後とも町民に対する情報提供と説明責任を果たし、町民満足の高い行政サービスを的確に提供し、町民福祉のさらなる向上を図られますようご期待申し上げ、決算審査の意見といたします。 平成30年9月4日、市貝町代表監査委員、水沼誠。 ○議長(小泉栄一)  監査委員には、猛暑の中、長期にわたり決算審査に当たられ、大変ご苦労さまでした。 水沼代表監査委員、自席へお戻りください。 ここでお諮りいたします。ただいま議題となっております認定第1号から認定第7号までの平成29年度市貝町一般会計及び各特別会計歳入歳出決算認定については、議員全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託したいと思いますが、ご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小泉栄一)  異議なしと認めます。 したがって、認定第1号から認定第7号までの平成29年度市貝町一般会計及び各特別会計歳入歳出決算認定については、議員全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。 ただいま、議員全員で構成する決算審査特別委員会が設置されましたが、正副委員長がともに決定しておりませんので、委員会条例第8条第1項の規定により、議長名をもって、本日、本会議終了後、直ちに決算審査特別委員会を全員協議会室において招集いたします。----------------------------------- △報告第3号の上程、説明、報告 ○議長(小泉栄一)  日程第12、報告第3号「平成29年度健全化判断比率及び資金不足比率について」を議題といたします。 報告書の朗読を省略し、町長からの報告を求めます。 入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  報告第3号「平成29年度健全化判断比率及び資金不足比率について」ご説明申し上げます。 地方公共団体は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づき、健全化判断比率である実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率並びに資金不足比率を議会に報告するとともに、住民に公表することが義務づけられております。 この健全化判断比率により、地方公共団体の財政は、健全段階、早期健全化段階及び財政再生段階の3つの段階に区分され、早期健全化段階、さらには財政再生段階に該当した場合には、財政健全化計画もしくは財政再生計画を定め、さまざまな縛りを受けながら財政健全化を図ることとなります。 報告書のとおり、平成29年度の決算に基づき、本町の健全化判断比率を算定いたしましたところ、実質公債費比率は8.4%で、前年度と同率となり、早期健全化基準の25%を下回りました。 また、将来負担比率におきましても6.4%と、前年度と比較してマイナス25.4ポイントとなります。早期健全化基準の350%を下回ったため、健全化計画の策定は不要となりました。 なお、実質赤字比率及び連結実質赤字比率は、赤字や資金不足を生じていないため、該当がありません。同様に、資金不足比率においても、公共下水道事業特別会計と農業集落排水事業特別会計において資金不足額がないため該当はございませんでした。 以上の数値から、本町の財政状況は健全段階にあると判断できますが、県内他市町と比べましても、改善はしているものの、決してよい数字ではないと考えることから、今後も着実に行財政改革を進め、財政の健全化に努めてまいる所存であることを申し上げ、報告とさせていただきます。 ○議長(小泉栄一)  報告第3号、ただいま町長より説明のありました「平成29年度健全化判断比率及び資金不足比率について」は報告でありますので、質疑及び採決は行いません。----------------------------------- △議案第42号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(小泉栄一)  日程第13、議案第42号「副町長の選任につき同意を求めることについて」を議題といたします。 議案の朗読を省略し、本案について、提案理由の説明を求めます。 入野町長。登壇。 待って。 山川議員。 ◆10番(山川英男)  水沼監査委員が同席の上、これを審査するんですか。いかがでしょうか。 ○議長(小泉栄一)  問題ないです。 入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  議案第42号「副町長の選任につき同意を求めることについて」ご説明申し上げます。 本案につきましては、これまで空席だった副町長に、元市貝町議会議員の永山廣美氏を選任いたしたく、議会の同意を求めるものでございます。 副町長につきましては、平成21年に町長選挙で初当選を果たした際に、財政難の中、予算規模を抑えること等を理由に置かなかったわけですが、特に、災害など突発事案の発生時の対応や庁内統制等の分野で長を補佐するとともに、その補助機関である職員の担任する事務を監督していただくために、副町長の選任を決断したところでございます。 永山氏は、平成24年10月、株式会社吉野工業所を定年退職後、行政戦略会議委員や町民評価員として、また、平成27年からは、町議会議員として、町政運営やまちづくりに関するご意見やご提言をいただくなど、本町の発展に大きく貢献されてこられました。 氏は、民間企業勤務や議員活動などを経験していることから、広い知識や見識を有しており、その手腕は関係方面からも高く評価されており、私は、副町長として適任者であると確信し、その選任について、地方自治法第162条の規定により、議会の同意をお願いするものでございます。 なお、経歴の詳細につきましては、添付いたしました経歴書のとおりでございます。 よろしくご審議の上、ご同意されますようお願いいたします。 ○議長(小泉栄一)  町長の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。 質疑ございませんか。 8番、小塙斉議員。 ◆8番(小塙斉)  私は、去年の6月議会にも、町長に一般質問をして、どうして副町長を置かないんだということを質問しております。以前から、副町長を早く置いたほうがいいということで意見を申し上げている立場なんですけれども、ただ、今回、元議員が副町長ということで、1期4年間もまだ務めていないということで、それは町民に対してどうなのかなという疑問が一つございます。そういった点と、今回の副町長の任期というのはどのようにお考えなのか、その点についてもお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(小泉栄一)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  永山氏につきまして、過日まで市貝町議会議員ということでございましたので、議会議員の任期を全うせずに執行部に入ることについてのご質問だったというふうに解しておりますけれども、永山氏は、ただいまの提案理由でもご説明させていただきましたが、民間に長くいた後、民間で経営戦略など、幹部職員として社員の統率に当たられまして、経営戦略などを経験してまいりました。その後、私がこの職に入らせていただいた後は、町政について、私と同じ、いろんな価値観や考え方が非常に私と近いものがございましたので、私どものほうから、町の行政評価や戦略会議などにも出ていただきまして、大所高所から鋭い意見をいただいておりました。 議会に入られても、私どもに対して仮借なく追及されまして、中立的な立場から立派なご質問をされておりまして、尊敬している方でございます。そんな中で、議員を経験されてきたわけですが、ご本人といたしましては、議員にかかわらず、町政参画に非常に関心を持っておられまして、今回、市貝町の執行機関に入って、市貝町の今後の町のあり方を私と一緒に考えていただきたいということで、お話をはっきりと、以前からはしていましたが、はっきりと申し上げたところでございます。 そのような中で、本人は、より町の運営に責任ある立場で参画することについては、意欲とそれなりの能力を持っておられまして、そういう形で副町長に入られることは、本人にとってもよりよい自分の価値観や政策、施策などを生かせるとともに、結果的に、それらが私のもとで政策や企画などに携わってもらうとともに、職員の統制に当たってもらうことが、ひいては、町民の福祉の向上につながるというふうに考えてございまして、そのような面から評価してくれるのではないかというふうに思っています。 副町長の同意事案につきましては、町民の方がどのような方を副町長にするかによって、私に対する評価も変わってくるかと思いますが、そのようなことで、今後、町民の評価が待たれるところだというふうに思ってございます。 任期につきましては、まだ同意をいただいておりませんので、同意をいただいた場合には、本人にお話をして、任期、辞令交付日などについて詳細を詰めてまいりたいと思っています。 以上です。 ○議長(小泉栄一)  ほかに質疑ございませんか。 小塙斉議員。 ◆8番(小塙斉)  当初から、30年度の予算で、副町長の報酬を10月からということで予定されておりましたが、これ、年度の途中からというんではなくて、年度当初から予算組みをしていただいて、私は、県のOBとか、そういった方を連れてくるのが一番いいんじゃないかなと思っております。 昨年も申し上げましたが、茂木町、足利市、壬生町、それから、今度新しく市長が変わりました栃木市では、県のOBを連れてきています。新しく新副市長になった南斉さんという方は、栃木県の農業振興公社の理事長を引っこ抜いたというような形をとっておりますので、できれば、私としては、県とのつながりを今まで以上に構築できる人物を採用していただきたくて、4月当初からの、そういう副町長の任命をしてもらいたいというような気持ちなんですけれども、その県または国とのつながりとか、そういう予算を持ってくるような、そういう関係づくりとか、そういう点については、町長はどのようにお考えなのか、よろしくお願いします。 ○議長(小泉栄一)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  副町長の報酬についての予算のつけ方でございますが、まず、8年前から振り返りますと、市貝町が大変財政が厳しい状況で、私のマニフェストに掲げたものはことごとく実現できなかった。さらに東日本大震災が起きまして、財政が非常に逼迫した状態が続いておりました。 その中で景気が回復してまいりまして、町内の優良企業や、また、芳賀台地土地改良区への償還金を完済したというような事情を受けまして、これについては、8年前からお話ししていたとおりでございますけれども、そのようなことがありまして、副町長の予算どりができたところでございました。しかしながら、それでもお金がないということでございまして、大変な3月に予算の査定の中でお金がありませんというお話がございまして、お金がないんじゃ、半分途中からということで、全体を統括する総務課長には申しわけございませんでしたが、副町長を半額の報酬ということで、10月ごろをめどに就任していただくということでお話をまとめたところでございます。 もう一つ、市貝町の副町長について、県庁のOBや職員からの採用という話でございますが、各県内の市町などにおける副町長などは、国からも現役の公務員を副町長にすることもできると。松山市の副市長さんが、今回の県の副知事でございますけれども、また、県のOBもそういうことでございますが、やはり副町長の一番大事なところは、その町長の考え方と近いかどうかということでございまして、恥ずかしながら、町民の皆さんにマニフェストを掲げて、このような旗印のもとに皆さんをこれから未来に対してお導きいたしますということで認められてきた中で、副町長に、今までの助役と違いまして、裁量権や一部事務については町長にかわって行えるというような強い権限がありますけれども、そういう町長にかわって事務事業を行う者が突然県から連れてまいりまして、私と一緒に仕事をしていく中であつれきが出てきた場合に取り返しがつかないと、町民の方に対しても、議員の先生方と同じように選挙の洗礼を受けてきましたので、全然考え方の違う人が副町長。優秀な方、県から入ってきましたけれども、全然町長と考え方が違う方が入ると、これこそはまさに選挙の結果に対する背信行為につながるのかなというふうに思っていまして、まず第一に、私と考えが近い人、いろいろな行事とか、いろんなところで時間を費やしながらも、私と同じような思考で、楽しく町の行く末について議論のできる方、永山氏はそういう方でございます。そういう面で、気心の知れて、政策も価値観も同じ人を副町長に選んで、町民の方に、私と同じような考えですから、選挙の洗礼を受けなくても、この方は私と同じような考えですので、どうかご了解くださいということになってくるのかなというふうに思っています。そんな考え方です。 また、もう一つ言えるのは、県のOBの方も、優秀な方がいらっしゃいますけれども、市貝町という人口1万人ぐらいの小さな町で、お金がない中で、そういう中で、果たして町民の方の信頼を獲得できるのか。さらに、職員の方にどんなふうに対応するのか。うちの職員も優秀な職員たくさんいますんで、そういう人を大事に磨いてくれるのかどうか。そんなところも心配するところでございます。 3点目のご質問は県とのパイプですが、今回置く副町長は、どちらかといいますと庁内統制ということで、市貝町は係争事件を幾つか抱えている中で、やはりその中で明らかになっているのは、報・連・相、組織としてのちゃんとした基本的なものができているのかどうか。窓口から係長、課長とか、そういう庁内統制が非常に大事になってきているのが、今係争事件を2つ、法廷が1つですけれども、抱えている中で、私がここ数年ひしひしと感じているところでございまして、そういう中、内部統制にしっかりと打ち込んでいただける人、その際は、甘い考えじゃなくて、民間の厳しい品質管理、原価計算とか、そういうものが目標管理ができる人、まさに今回吉野工業というところで、まさにそれをやってきた方ですので、目標管理と原価計算、費用便益と時間測量、あとはロジック計算、まさにそういう方ですので、その後の対外につきましては、私は本当に皆さんに申しわけないですが、対外的に県や国のパイプがないという議員の先生方の評価を受けていますけれども、それについては、隣接町や町村会、また知事様に対しましても、しっかりと町の様子などについてお話しするなどしながら、町のお金が足らない分については国や県から補助をもらうというようなことも必要になるかと思うんですが、私の基本的な考え方は、国・県の補助も大事ですけれども、町独自の考えで、みんな意欲的になって自分でお金を出し合って、ないものは取り組んでいくという地域循環型経済というものを念頭に置いていますので、独自のまちづくりという点でそういう方針ですが、至らない国や県の部分についてご批判を議員の先生方からいただいているとすれば、これについては私の責任でございますので、副町長が県や国のパイプというのではなくて、私がよく気をつけて、今後も国のパイプについては構築していきたいというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(小泉栄一)  ほかに質疑ございませんか。 10番、山川英男議員。 ◆10番(山川英男)  今回のこの人事案件、これ非常に唐突に出てきましたよね。これ、私としては、普通の人事案件と同じ並列で考えられないんですよね。なぜかといいますと、12名しかいない議会から、1本釣りして今度は執行機関のほうの副町長に据えるという話ですから。今度その人事案件として出てくる間のプロセスが何の説明もないんですよね、議会に対して。 町長は、昨年の11月に無投票で3選されましたよね。でも、それは我々も住民も白紙委任をしたということに捉えられたら、これは間違っていると思いますよ。これ、この前のサシバサミットの件もそうなんですよね。だって、マスコミから我々議会議員が情報をとるなんてことはちょっとあり得ないですよね。そういう事業をやるんだったら、しかるべき前に議会に説明をして進めていくべきだと思うんですよ。 町長はこの人事案件に対して、人事案件はそういうものではないというようなことをおっしゃいましたけれども、私は、それでは、本議会にいきなりこの人事案件出してきて賛同を得られるのかというんですよね。やはり議会軽視も甚だしいんじゃないかと。議会という独立機関に対してもう少し敬意を払っていただきたい。 あと一つ、なぜ今の時期に出てきたのか。先程水沼監査委員さんから報告があったばかり。これ、町長は今まで独善的な感覚だと思うんですよね。副町長置かなかったという、そういうふうにとられても仕方ないと思うんです。それがなぜ今の時期に出してきたのか。これ、厳しい財政で、29年度の監査結果も今後十分精査してやっていくようにという、その報告も受けてある中で、これ、年間800万ちょっとぐらいですから、どっかに埋もれてしまうとは思いますよ。ですけれども、最初の町長の信念がなぜこのように変わったかという。それは災害対策かもわかりませんよ。あと、職員の規律、そういうものを全部副町長に見てもらうために設置するのかもしれませんけれども、ただ、議会としてなかなか承服できかねないような進め方ですよね。本当に、その件、なかなかこれ納得させていただかないと、これ永山氏の将来にもかかわる、人生にかかわることですから、この議会の結果としては。ですから、もうちょっと町長は丁寧に進めるべきだったと思っています。 その点、2点ほどお願い申し上げます。 ○議長(小泉栄一)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  私のほうから、3点ありましたのでお答えいたします。 議会から執行部に補充するという、こういう補充の仕方についてですが、実は、デモクラシーの世界の事例を見ますと、恐らく日本が二元代表制をとっているということで、非常に世界でも珍しいケースです。北欧やヨーロッパでは、議会に進出された方が執行部に入られまして、市長とかそういうものは形だけの挨拶だけをしてまいりまして、そういうシステムができていますが、それ以上に、今回永山氏は、市貝町にとっては非常に得がたい人物でございまして、私も議員上がりですけれども、大分年齢も高くなっていますので、議員だけで終わる方ではないというふうに思っています。ぜひ、市貝町のために、この人は頑張れる人ですので、活躍する場を与えていただきたいというふうに、おつき合いの中で、そういう思いを強くした方でございました。 2つ目はプロセスについてでございますが、実は私ども、前回全員協議会で議員の先生からご指摘をいただきましたので、町村会や隣接の市町長さんともちょっとこの辺について情報交換していましたが、ほとんどの方は、電話一本で自分の会派に電話したりとか、そういう形で上げてきているようです。また、隣接市長の中には、議員の先生方にお話しする際に全協のようなものを開きますが、質疑はしないということで、紹介をしてそれで閉じるということでございました。人事案件については質疑をしないというのが前提で、申し入れということでございまして、私の今回の副町長の人事につきましても、後援会の方には早い時期に、そして、また議会運営員会にもかけた後、全員協議会を開かせていただきまして、1時間にわたりましてご質疑を受けました。人事案件としては珍しいケースではないかというふうに思いますけれども、プロセスについては、ほかの隣接市町や県内の市町と比べまして、丁寧な手続はとってきたというふうには自分では思ってございましたが、議員の先生方から、全協、または本日も同じご指摘を受けているということでございまして、これについては、私も大きく反省すべき点かなというふうに思っておりまして、町長と一体なものは否決するのが大体、私ども議会のときの方向でしたから、町長と一体の人は私どもも議員のときには否決してまいりましたけれども、そんなよっこなことがありましたが、プロセスについて、私どものほうで至らなかった点については、大変反省しておりまして、今後についても、人事案件については全協などを開かせていただいて、ただ、質疑等は受けないでご紹介という形だけでお話しさせていただければありがたいと思っています。 また、今回の時期につきましては、先程、小塙議員からご質問をいただいたとおりでございまして、副町長が、災害の場合に、震度5弱、5強のときには、警戒本部の長になると。また、水害などの災害のときに至っては、副町長の決定で警戒本部ができるということでございまして、これについては、関係各機関、警察機関や県などからも、副町長置かなかった当時からご指摘を受けていた件でございまして、今回、気象災害が非常に慌ただしく迫り来る中で、住民の安全と生命、財産を守るためには1日も早く設置すべきだというふうに思い立ちましたので、このような形で皆さんにご提案することとなりましたので、何とぞご理解の程お願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(小泉栄一)  ここで暫時休憩といたします。 再開は1時10分とします。                          (午後零時07分)----------------------------------- ○議長(小泉栄一)  それでは、再開いたします。                          (午後1時11分)----------------------------------- ○議長(小泉栄一)  質疑ございませんか。 10番、山川英男議員。 ◆10番(山川英男)  先程も町長から答弁をいただきましたが、私も、永山氏とは3年半議会活動をともにさせていただきました。決して不適任とかという考えを持っていないんですけれども、ただ、先程町長が、一番の町長としての理由の中で、災害対策、これもわかるんですよ。近年物すごく異常な災害が発生していますから。町長1人では対策本部を立ててもなかなか回らない。 あと一つ、職員の担務を監督するためということをおっしゃっていますよね。これは、例えば執行機関の職員の事務とかいろんなものに対して、永山議員がそこまでの経験とか知識を有しているとは、私はちょっと思えないですよね、永山氏が。でも、有能だから、短期間にすぐ覚えてそういうものに対処できる能力は持ち合わせていると思っております。 ただ、私が一番こだわるのは、町長が議会をもう少し、独立機関としての議会そのものに、もう少し丁寧に説明する機会を持たなければ、今後こういうことにおいて、また軋轢が生じてしまうのではないかと思うんですよ。先程の話の中でも、町長は十数年議会議員としての経験がございます。立場が変わって、町長の根本的な政治理念とかそういうものが変わってしまったのか。その辺を非常に私は憂慮していますよ。今後こういうことがないように、町長として今後の、議会に対する対応策をお聞きしたいと思います。 ○議長(小泉栄一)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  先程は、町三役と言えるのかどうかわかりませんが、町長、副町長などの人選につきまして、どのような方法で他の市町はやっているのかということで、私も非常に関心がありまして、いろんなところを調べさせていまして、昨日はこういう、きのう議会などがありましたので、お話をお伺いしましたが、それぞれの町独自な方式でやっているような様子でした。 過去の私の経験では、各会派にまとめ役がいまして、そこに町長からぽっと電話が行きまして、そしてそこから、まとめ役から私らに、こういう人事案が出るんでご協力を、それで終わりましたけれども、今、山川議員がおっしゃるように、町長に事故があった場合には、何と副町長は町長にかわって職務を遂行するという大変重要な役職を担うわけですから、じゃ、町長の独断と偏見で、そういう方の同意を求めて多数決に従ってそういう方を採用してしまった場合に、どのような結果が生まれるのかについては、非常に懸念するところもございますので、他町では余り見かけませんでしたが、当町においては、議会運営委員会の前の段階で、あらかじめ皆さんにどんな方が私として考えているのかお示しをしたいと思っています。ほかの隣接の町長さんで、一度こういう事例がありました、一度その方の名前を出して、顔をスーッとこういうふうに見て、だめだと思ったらすりかえるとか、そういうことをやった方も、ある町ではいました。そんなこともございますんで、議会運営委員会の図る前に、そういう機会があれば、私のほうでは他町に先駆けて皆さんにお示しできればと思いますので、今後そのようなことで、議会のほうに図らせていただきまして、よりよい円満な人事ができるように努めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(小泉栄一)  ほかに質疑ございませんか。 12番、和久和夫議員。 ◆12番(和久和夫)  ちょっと町長に改めて伺っておきたいんですが、政治家というのは、基本的にぶれない信念を持つということは、これは当然のことなんですね。その公約とかいった形で、町民はそれを信じて町長を選ぶんですよね。前回は無投票でしたから、そこまでのことはなかったのかもしれませんが、それが、今回副町長置くという形で出てきた。どういうふうな心境の変化でそういうふうにやったのか。必要性があるからというふうないろいろと説明を受けましたけれども、改めて信念という形を持ちながらの件について、伺っておきたいと思います。 それと、二元代表制をとっている。しかも、議員も12名。その中で、やはり小さな町ですから、議会と本当に話し合いをしてよくやっていくというのは、最低限度のことだと思うんですよ。ところが、最近の町長は、議会にほとんど話も何もない、宮古島との提携とかいう問題、あるいは、サシバサミットを含めた問題。特定の人には話したのかもしれませんが、議会にそういう話は全くない。そして、何人かでいってしまうという形なんですね。本当に大事なことを議会軽視というような形でやったんでは、信頼というのはなくなってしまうんですよ。 ですから、そういう点で、まずこういう副町長人事みたいな大事なことは、一応、議会に対して話だけはすると。マスコミでとかいろんなほうから聞こえてきて、それで知るというんであっては、議員としての役目を果たせません。そういう点において、町長が今後どういうふうにこういったことをやっていくのか、改めて伺っておきたいと思います。 ○議長(小泉栄一)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  和久議員から2点ご質問が出まして、副町長を置かないということについて、当初から方針を打ち出していたのに、これについて、今回変更したということは、政治家としての信念がどのようなふうに変化が起きたのかという1点でございますが、まず、私が8年前にこの市貝町で議会からこちらに入らせていただいたころは、議会でもそうでしたが、すごい借金でして、もう地元の新聞のトップで、毎年、実質公債費比率が市貝町は最悪の数値で出ていました。そのような中で、この町のお金の使い方、財政の弾力性という変な言葉がございますけれども、この町の中で政策費としてどのぐらいお金を出せるのか。私は公約の中で、あれもやりたい、これもやりたい、脳卒中を下げたいとかいろいろ出しましたけれども、査定やるとお金がありません。中には、財政課長がこのように言いました。あなたが自分の給料を下げればお金が出ますからということで、じゃ、私がお金を出しましょうということで、そのくらい市貝町は財政が大変な火の車でした。 その中で、私はまだ若かったこともありまして、副町長を置かなくても、私が日夜、しかも手弁当で歩き回ればどうにかなるだろうと思いまして、そんなところも自分に過信もございましたが、いよいよ、気象災害がこのように頻繁に起きてきますと、私どもどこにも行けなくなってきていまして、東京に出張していても、お昼と夕方に電話して、災害、事件・事故、災害はないのか、大地震、大津波はないですけれども、そういうふうに繰り返していますが、帯状降水帯が突然湧き上がって、そして、芳賀町まで土砂災害警戒警報が、本当に連日のように押し迫ってくる中で、先程も申し上げましたけれども、震度5弱になると自動的に警戒本部が立ち上がるんですが、その本部長は副町長なんです。総務課長は本当に大変な仕事で、連日役場に来ている姿を見ますが、これは副町長の仕事です。そういうことも含めまして、災害については、もう待ったなしということでございますので、私ども、まず人命を守るために、副町長にはとりあえず早い段階で入ってもらうというふうにするということで、お金が花王様や芳賀台の償還金が払い終わりまして、そのようなものを含めて、状況もリスクもベネフィットも変わってきましたので、信念といいますが、方針を徐々に切っているところでございます。 ただし、報酬については、私も副町長もさらに切り込んでいきたいと思いますので、さらに切り込んで、何割カットになるかわかりませんけれども、大きくさらに切り込んでいきたいと思っています。 次に、議会との話し合いでございますが、改めましてこのような場で釈明するのも恥ずかしいことでございますが、サシバサミットにつきましては、元来はNPO法人から、私単独で記者会見するんだが、町長はどうされますかということで、お誘いを受けたんですが、何とメディアの方、トップが来ているんで、私が集中して質問を受けるような格好になりまして、あのような形になりました。 気がついたら、公共放送機関、東京に本社がある、自然とかそういうことにすごい関心がございまして、驚いたことに、この問題について違うルートからも来まして、すごい関心が、私どもの関心と全然違う強度で関心があるというふうに驚かされましたが、今後、市貝町に方向や方針などについて、大きく注目されるような計画やイベントなどについて、それに限らず、町のいろいろなことについても、計画変更や今のような人事についても、事前審査という疑いが入れられない範囲において、2期目のときと同じように、頻繁に全協などを開いて、皆様にその概要についてお示しいただきたいと思いますので、よろしくご理解のほどお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(小泉栄一)  ほかに質疑ございませんか。 13番、平野豊議員。 ◆13番(平野豊)  今、議論していますけれども、私も入野さんよりは長くやっているわけですよ。議会人というのは、やはり町民の意思の決定によって選出されるわけです。やっぱり一人一人の議員の人たちは、持ち味は違うし、能力ももちろん違います。しかし、どこでたくさんだとか、どこが特別だとかというのはないんですよ。やはり町民から負託を受けて、どれだけ町民のために応えるか。主権在民の世界というのはそういう世界なの。人権規定もそうですし、そして、私たちの戦後の憲法もそうです。 ところが、そこをいつの間にか有頂天になって、人よりも俺は上なんだというふうに思い込む。これが恐ろしい、人間は。わからなくてもわかったふりをする。だから、今回、なぜ私たちがいろんな議論をしているかということになると、自分は今どんな社会の中に生きているのか、そして、どういう立場に立っているのかということを覚えなくちゃなりません。全ては町民の福利のためですよ。憲法にもちゃんと福利は国民が享受すると書いてある。ましてや。憲法13条にも幸福追求権がある。こういう中で選ばれている議員が、執行部に対して、国づくりまちづくりに対して、批判・監督をするという立場にあるわけ。国会であれば立法権ですね。法律をつくる。議会も法律をつくるところなんです。町長側は、そういう法律をいろいろ出したり、議会との関係でやってきても、やはり住民の負託に応えられなければこれは否決されてくるわけですよ。 ですから、その議員から選出するというような問題は、余りにもちょっと軽率だと私は思うんです。選ばれた本人も、俺が決めれば何でもいいわとはいかないわね。やっぱり約束して、それで選出されたわけですから、これは重大な町民に対する責任と、一歩間違えば背信行為にもなる。こういうふうになるわけです。 だけれども、先程町長が説明していると、私と近い考えだとか、私と大体やり方は似てくるんじゃないかと、こういうふうに捉えました。しかし、私物化することはできないんですよ、執行部も、議会も。あくまでも町民の福利にどう発展するかどうかにかかっているわけですよ。そこが重要なんです。だから、そういうところは、町長も一応政治家の世界として歩いているわけだから、政治的、道義的責任というのは重いと思うんですよね。どの人がなろうといいんです。町民の負託に最大公約数出せる人だったらいいじゃないですか、それは。だけれども、議員に選ばれた人から選ばなくても、いっぱい私はいると思いますよ。1億人もいるんですから国民は。だから、選ぶことになれば市貝町の人じゃなくたっていいわけですよ、町長は。町長だって、日本の国内であれば、ほとんど大丈夫でしょう。外国だって大丈夫かもしれません。ですから、議員はそうはいかないですね。議員は、これは地域からしか選ばれないです。制度ですから。だから、その点で考えますと、この議会制度の物事の根本が、私はボタンの誤った捉え方をしているんじゃないか、かけ違いみたいに見ているんじゃないかと思うんですよ。 人事権は町長にあります。しかし、何をやってもいいということはない。やっぱり承認を受けるわけでしょう、こうやって議会の。だから、そういう視点が物すごく抜けているんじゃないかと。だって、職員全体が奉仕者としているわけですから。そうでしょう、これは憲法15条にもある。地方公務員法では30条にもある。こういうふうな主権者に対して、どれだけ皆さんが、一人一人が磨かれて町民のために奉仕するかということが試されているわけですよ。だから私たちだって町民のためになってくれる人だったら、喜んで応援しますよ、それは。だけれども、やり方があるじゃないですか。だから、そういう政治家としてのいろはをきちっと考えていないと、誤ったところで躓きが起きるんですよ。だから、政治的、道義的と、相手に対しての大変迷わせたと思います。結果としてはここまで出したんですから。恐らく道義的責任もとられるでしょう。恐らく今後、同氏が来ても、やっぱり追及されることになるでしょう、恐らく。 ですから、そういう点で、議会制民主主義という根本的な問題を、私はどう考えているのかが全くわからない、話を聞いていても。そこらのところ、明確に自分なりに話していただきたい。どうでしょうか。 ○議長(小泉栄一)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  先程もお話を申し上げましたが、民主主義が生まれたヨーロッパ、北欧では、地域住民から選ばれた人たちが議会をつくり、さらにその中から執行機関をつくって、予算を決められたことを実行していくということで、これらの事例からも私たちはヒントを得るわけですが、市貝町という山を登るときに、いろんな登り方があったりしますが、その際、頂上を仰ぐと、そこには町民の福祉の向上がありまして、西ルートの町長職、あとは東ルートは住民の方がみんな助け合いながら登っていくと。西ルートは孤独な歩みで一人で上がっていくということですが、上に行ったら同じみんな町民福祉の向上ということで、仰ぐところは同じだったというような形になっていくと思うんですが、永山氏は、もともと議員については欲はございませんでしたが、あなたは非常に立派な方で、人格も識見も温厚な方で、町民のことに対する思いも深いし、将来、町のこともお考えになられるようなところに座る方ですから、いろんなことをご経験されたほうがいいというお話をさせていただきまして、本人も不本意だったでしょうけれども、議会のほうに、後援会の人たちの支持もあったんでしょうが、入っていただいた経緯がございますけれども、そんな中でも、私ども議会に、私も議員の出身ですし、見目町長も議員ですが、議会出身の首長さんは皆さん、私はそうではないかと思うんですが、皆温かい人が多いです。いろんな議会で切磋琢磨してきまして、町民の方々の思いもよくわかっているという方が多いですけれども、そういう中で、永山氏が、議会から私と同じような形で出てきて副町長になるということは、必ずしも政治家の道としてはおかしくないのではないかなというふうに思いますが、大事な点は、平野議員がおっしゃったように、町民の福祉のために、これから議会というところから抜け出して、自分で予算を使う権限を持つわけですが、その中で、どのようにして町民の方を幸せにできるのか。それ一つに専念していただいて、自分の執行部に入ったプロセスについては、町民に見ていただき、議員の先生方に見ていただいて評価を得るという、そういう面で永山氏には頑張っていただきたいというふうに思っています。 私といたしましても、一旦有事の際には、私にかわって町を運営するのが副町長ですので、今後副町長になられる方については、しっかりと私のほうも監督して、よりよい方向に導くようにしてまいりたいと思いますので、ルートについてはそのようなことで、皆さんと同じものを仰いできて、最終的に目指すべきものにぶち当たるのかなというふうな形で考えてございますので、よろしくご理解のほどをお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(小泉栄一)  ほかに質疑ございませんか。          (発言する者なし) ○議長(小泉栄一)  発言がありませんので、以上で質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第42号は、人事案件でありますので、討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小泉栄一)  異議なしと認めます。 これから議案第42号を採決いたします。 翻案は、原案のとおり同意することに賛成の議員の起立を求めます。          (起立多数) ○議長(小泉栄一)  起立多数であります。 したがって、議案第42号「副町長の選任につき同意を求めることについて」は、原案のとおり同意することに決定しました。----------------------------------- △議案第43号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(小泉栄一)  日程第14、議案第43号「教育委員会の委員の任命につき同意を求めることについて」を議題といたします。 議案の朗読を省略し、本案について提案理由の説明を求めます。 入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  議案第43号「教育委員会の委員の任命につき同意を求めることについて」ご説明申し上げます。 教育委員4名のうち稲村輝夫委員が、本年9月30日をもって任期満了となりますので、その後任として大畑英雄氏を教育委員として任命いたしたく、議会の同意を求めるものでございます。 氏は、県立真岡高等学校を卒業後、明治22年に始められたとされる、家業である武者絵のぼり制作の道に入られ、以来、長きにわたり国内はもとより、海外においても積極的に日本の伝統文化の普及に努められ、平成27年には、長年の功績が認められて県指定無形文化財に認定されました。この間、武者絵教室や書き初め大会などを通じて、町内の子供たちの情操教育に貢献されてこられました。また、氏は、人格も高潔・温厚であり信望も厚く、教育文化に関し識見も深く、広い視野を有しております。 私は、地域住民の代表として、教育委員に最適任者であると信じ、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条の規定により、議会の同意をお願いするものでございます。 なお、経歴につきましては、添付いたしました経歴書のとおりでございます。 よろしくご審議の上、ご同意されますようお願いいたします。 ○議長(小泉栄一)  町長の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。 質疑ございませんか。 10番、山川英男議員。 ◆10番(山川英男)  今回、稲村さんが定年で、かわりの方で大畑英雄さんが推薦されたということでございます。小貝地区で、ほとんど私も身近な人で、人となりは十分知っているつもりでございますが、それでは今回、この大畑英雄さんを推薦した町長が、今言った総花的な評価ではなく、ここをぜひ発揮してもらいたいというようなところがあれば言っていただきたいんですよね。総花的だったら誰だって書けるから。 あと一つ、年齢的にも1期しかできないんではないかなと思うんですよね。その点も考慮されたのかどうか。あわせてお伺いいたします。 ○議長(小泉栄一)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  教育委員につきまして、まず、教育長と教育委員会という関係もございますが、教育長は玄人といいますか、市貝町の教育長と同じ専門性を持った方が、教育長になられるのが適切な選出の方法です。市貝町の教育長はまさに専門職として立派な教育長でございますが、教育委員会につきましては、民間の方々のどのような教育について、学校教育や生涯教育について関心を持っていて、どのような考え方を持っているのか、そういうものを素人と言っては失礼ですが、そういうものを私と同じような住民の目線に立って集めながら、教育行政に反映していくと。 もう一つは、今度は持ち帰ったものを、さらに地域に帰ってこういう論点があったとか、こういうものがあったということで、それを知らしめていくというのが、素人集団と言われては失礼ですが、そのようなくくり方がよく見られますが、住民目線に立った教育委員会の仕事だというふうに思っています。 教育の目指すべきところは、山の登り方を先程政治家としての登り方のわかりやすい表現をさせていただきましたが、教育もつまるところ一番大事なのは子供たちのあり方です。学力がどうのこうの、大会がどうのこうのではなくて、子供たちが安心して教育を受けられて、いろんな機会に挑戦していって失敗を乗り越えていって、この町を担っていってくれるということが一番大事なことですが、そんなことを踏まえまして、教育委員会、教育の中で、3つほど柱があるかと思います。 1つは、基礎学力。学校に行っていて成績が上がらない。これは先生の責任じゃないかな。私も学習塾やっていましたんで、この子を何点上げてあげようとか、この子のいいところを伸ばしてやろうとか、この子は、社会はできないけれども、数学はできるとか、じゃ、数学を伸ばしてあげようとか、そのような感じで基礎学力をしっかり伸ばしてあげると。 もう一つは、社会に生きていくに当たってのルール、それをしっかりと、そのルールを覚えさせる。 欠けているのが3つ目でございまして、感性だと思うんですが、情操教育と先程お話しさせていただきましたけれども、子供たちが金銭的に貧しくても、学力が低くても、豊かな情操を持って、それをよしとして豊かに生活していけると、そういうものをしっかりと持っているのが、大畑英雄氏ではないかというふうに思っています。武者絵を書いてどれくらい売れているのだろうかと。でもいつもにこにこして、いつもこれはいいんだとか、この辺がこうなんだとかいう芸術家としての感性といいますか、そういうものが子供たちの中の情操として出てくるのかなと思いまして、1期に限らず、できれば何期かやっていただきたいとは思っているんですが、とにかく期間中に最大限に持っているものを発揮していただいて、子供たちのそういう感性を磨くという視点から、鋭い指摘や提言などをしていただければありがたいなというふうに思いました。 以上です。 ○議長(小泉栄一)  ほかに質疑ございませんか。 13番、平野豊議員。 ◆13番(平野豊)  この教育委員という立場というか、人が人をどう援助して人間社会の中に育てていくかということですね。哲学ですけれども、教育者は教育されなければならないという一つの考えがあるわけです。やはり、学校のための勉強ではなく、結果としては社会のために勉強しているわけですよね。学校のための勉強をしていれば、それは学校だけの世界。しかし、いろいろな能力を発揮して、宇宙の世界から、また私たちのそういういろいろな生活の部面のところまで幅広く物を見る力、洞察する力、これは重要なわけですよ。子供たちはそういう夢が、大変広いわけです。それも持っている能力をどう引き出してあげるか。よく今、町長は、勉強ができる子とできない子って、私なんかはできないほうでずっと通してきましたけれども、別にそれで、困っていることもいっぱいありますよ、それは。これでたくさんということはありません。だけれども、子供たちの持っている可能性を未来につないでいける、そういう教育でなければならない。人類がこの自然界の中でどう、やはり生き抜いて発展させていくかと。環境の問題から自然のあらゆる問題まで解決しなければ、恐らく人類は今後生きていけないでしょう。最近、大変自然災害が起きる。また、今回も21号が来て、いつ何が起きて命が奪われる可能性もある。そういうあらゆる部面のこれからをつないでくれる人だと思います。 ですから、特に、今、子供たちが置かれている環境というのは知っているとおり、バスで通学しているような状態だね。果たしてこれは、自然界の中から見れば、大変不自由な生活ですよね。身近なところに自然がありながら、自然との会話ができない。自然は私たちの英知をつくるところです。人間が英知をつくるんじゃないんですよ。勘違いしないでください。自然から皆さんが学んで、私たちもこういうところで生きているわけだ。あらゆる物質が自分でつくったものどれがあるかと聞かれたら、みんな頭傾げちゃうよね。入野町長は優れているから、じゃ、何つくったのあるんですかと聞かれたら、恐らく町長困っちゃうと思うんだよ。料理はつくる、料理はつくったって言わないやね。これは料理しただけの話で。物をつくるというのは、大変な自然界からいただいた恵みなんです。それをどう生かすか殺すかが重要なんです。 だから、今回、大畑英雄氏を選出されましたけれども、恐らく彼はいろいろ実践を通して学んで、これが子供たちの栄養剤になれば私はいいと思うんですよ。だから、学歴的な人らだけを呼ばって教育委員会というのは、余り正しくないと思っているんです。なぜかといいますと、いじめの問題なんか、解決するのは大変なことですよ。しかし、起きちゃっている原因を明らかにしないと、また起きる。だから、そういうことをよく学んでくれる子供たちを、これから社会を背負って立つ、恐らく市貝町も背負って立てる人もいるかもしれない。ですから、そういう人材を選ぶ視点で、今回選んだと思うんですけれども、ぜひ、これからの子供のために頑張ってくれればありがたいと、そういうことで、そういう点を話されて選出されたんでしょうか。どうでしょうか、いかがですか。 ○議長(小泉栄一)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  大変難しいご質問でございますが、先程教育が目指すものは、私なりに学習塾もやってきましたんで、芸術のほうは教えられませんでしたけれども、まず、基礎学力、学校の勉強。2つ目が社会人としてのしつけ、これは塾でやりまして、怖い先生だというふうに定評でした。役場とは全然違いまして、塾のときは怖かったです。すごい怖い先生でした。みんな怒られて震えるぐらいに。なぜかというと、お金をもらって授業やっていますんで、お金もらって子供遊ばせて帰したら、親に申しわけないと思っていましたので、それで、基礎学力の中から、学力の中から人はできません。人間は形成されません。学校の勉強ができても、何とか大学へ行っても、私の同級生もいますけれども、何とか大学を出て何になった人いますけれども、人間的品位どうなのかなと思ったりしていますけれども。 2つ目は、社会のルールはちゃんと人としてのけじめをつけるとか、お天道様がいつも見ているよと。そういう常識、やはり、3つ目が一番、市貝町欠けているし、大事ではないかというふうに思っていますが、思いやりの心とか慈しみの心というのは、やはり芸術から出てくるんだというふうに思っています。私も学生のときにずっと読んでいたのが、金にもならない論語でしたけれども、孔子という人が、芸術ができないのは政治家になれないというふうに言っていましたが、やはり、芸術ができている人は、思いやりとか慈しみとか、そういうのができてくるのかなと思いますけれども、大畑耕雲先生はそういう面では、芸術ができる方で、習字がこんなに曲がっていたって、もっと太くでっかく書けよと。そういうふうに絶対に点数とれるからとか、何ていいますか、そういう人のところの思いやりとか慈しみとか、そういうのが芸術家というのは持っていまして、私たち政治家に欠けている部分かなというふうに思いますけれども、そういう部分が、まさに稲村委員様の後任として、勝るとも劣らないしっかりとした委員としてやっていけるのではないかというふうに確信いたしまして、これは前任者の稲村委員とも、この辺についてはお話をしながら、適格だというふうに一言いただきましたので、私も、教育長さんのほうにいかがでしょうかということで打診をして、今回上程させていただいたところでございますんで、今後情操教育という面で大いに期待できるのかなというふうに思っていますので、よろしくご理解のほどをお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(小泉栄一)  ほかに質疑ございませんか。          (発言する者なし) ○議長(小泉栄一)  発言がありませんので、以上で質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第43号は人事案件でありますので、討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(小泉栄一)  異議なしと認めます。 これから議案第43号を採決いたします。 本案は原案のとおり同意することに賛成の議員の起立を求めます。          (起立全員) ○議長(小泉栄一)  起立全員であります。 したがって、議案第43号「教育委員会の委員の選任につき同意を求めることについて」は、原案のとおり同意することに決定しました。----------------------------------- △議案第44号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(小泉栄一)  日程第15、議案第44号「市貝町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について」を議題といたします。 本案については提案理由の説明を求めます。 入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  議案第44号「市貝町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について」ご説明申し上げます。 家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例につきましては、児童福祉法第34条の16の規定に基づき、厚生労働省令で定める基準に従い、家庭的保育事業等に係る設備や運営に関する基準を定めるものでございます。 今般、国では、地方からの提案等に関する対応方針の閣議決定を踏まえ、家庭的保育事業等における代替保育に係る連携施設の確保義務の緩和などを盛り込んだ「家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準」の一部改正を行ったところでございます。 本町におきましても、これらの改正内容を踏まえ、条例の一部を改正するものでございます。 それでは、改正の内容について、ご説明申し上げます。 第5条第5項につきましては、今回の一部改正により、第6条に第2項が新設されることから、項を特定して引用するよう改正するものでございます。 第6条第1項につきましては、今回の一部改正に伴い新設される第16条第2項第3号において、保育所、幼稚園、認定こども園について言及があるため、本項の定義が第16条第2項第3号に及ぶよう改正するものでございます。 第6条第1項第2号でございますが、今回の一部改正により、新設される第6条第2項において、代替保育について言及があるため、本号の定義が第6条第2項に及ぶよう改正するものでございます。 次に、第6条第2項につきましては、家庭的保育事業者等による代替保育の提供に係る連携施設の確保が著しく困難であると町長が認める場合であって、所定の要件を満たすときは、家庭的保育事業者等の事業実施場所以外で代替保育が提供される場合は、小規模保育事業A型もしくはB型又は事業所内保育事業を行う者、また、家庭的保育事業者等の事業実施場所において代替保育が提供される場合には、小規模保育事業A型事業者等と同等の能力を有すると町が認める者を適切に確保することをもって、第1項に規定される保育所等との連携確保を求めないこととしており、代替保育に係る連携施設の確保義務の緩和を図るものでございます。 次に、第16条第2項第3号でございますが、食事の提供の特例に係る外部搬入施設の拡大として、家庭的保育事業者の居宅において保育が行われている場合、保育所、幼稚園及び認定こども園等から調理業務を受託している事業者のうち、当該家庭的保育事業者等による給食の趣旨を十分に認識し、衛生面、栄養面など調理業務を適切に遂行できる能力を有するとともに、乳幼児の年齢や発達の段階等に応じた食事の提供や、アレルギー等への配慮などの適切に応じることができると町が認めた者からの食事の搬入を認めるものでございます。 第45条につきましては、今回の一部改正により、第6条に第2項が新設されることから、項を特定して引用するよう改正するものでございます。 附則第2条につきましては、今回の一部改正により新設される附則第2条第2項において、施設等についての言及があることから、本項の定義が附則第2条第2項に及ぶよう改正するものでございます。 次に、附則第2条第2項でございますが、家庭的保育事業に係る自園調理に関する規定の適用猶予期間の延長として、条例の施行日以後に家庭的保育事業の認可を得た施設等で保育が行われている場合、条例の施行日から起算して10年を経過する日までの間は、自園調理による食事の提供や衛生的な調理設備の設置、調理員の配置などの基準は適用しないこととするものでございます。 附則第3条につきましては、今回の一部改正により、第6条に第2項が新設されることから、項を特定して引用するよう改正するものでございます。 以上が一部改正の概要でございます。よろしくご審議の上、原案のとおりご可決くださるようお願い申し上げます。 ○議長(小泉栄一)  町長の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。 質疑ございませんか。 10番、山川英男議員。 ◆10番(山川英男)  今回のこの条例改正なんですが、これ、かなりの緩和されたものの内容になっておりますよね。その中で、16条の3項、この中に、かなり横断的な協力、利用、利活用ができるような内容になっておりますが、食事の提供、これはかなりのリスクが伴うものだと思うんですよね。ですから、先程町長がといったけれども、これ町が適当と認める者って書いてありますよね。ですけれども、これ町が責任を負うということになりますが、そのリスク回避のための方策とかそういうもの、どのように講じるつもりなのかお伺いしたいと思います。 ○議長(小泉栄一)  関澤こども未来課長。 ◎こども未来課長(関澤史子)  ただいまの山川議員からのご質問でございますが、この条件といたしましては、あらかじめ、栄養士による必要な配慮が行われるであったりとか、または、調理業務の受託者が、給食の趣旨を認識し、衛生面、栄養面等において業務を遂行できること。また、乳幼児の年齢や発達の段階や、アレルギー等への配慮が適切に応じることができること。食育計画に基づく食事の提供について努力することなどという幾つかの要件がございまして、それを全て満たしたものということで許可をするというふうに解釈しております。 ○議長(小泉栄一)  ほかに質疑ございませんか。 13番、平野豊議員。 ◆13番(平野豊)  現在、この家庭的事業等の設備及び運営に関する基準値で実施されている事業所、または子供さんがいるのかどうか。そしてこの場合、どういうような条件になると、こういう家庭的保育事業の対象者というか、適任としてなるのか。ここらのところが、私たちからすると曖昧に感じるんですね。やはり現在、市貝町には民間も含めて保育所があるわけですよね。事業所などで託児所みたいな形でやっているところもあるわけです。 この場合は、もっと家庭的な中に入ってきます。実際、全国では何カ所もあるわけですけれども、大変な虐待を受けると、こういういうふうなことも現に起きているようなことも情報でわかりますけれども、こういった子供さんのケア、これがちょっと誤るととんでもない事件に巻き込まれてしまうということで、これを誰が確認し、調査していけるのか。ここらのところ。市貝町では現にどうなっているのか。そういう方がいれば、この適用の範囲内であれば対象者に受け入れると。 特に料理なんかも、ちゃんとした、いわゆる厨房というか、そういうものが余りないと、衛生的な面で困ってしまう。小さい子供が何もわからないわけですよ。そういう子供らにとんでもないことが起きるということなんで、これは十分精査した上で認可するということになるんだと思うんですが、そのプロセスを、担当課のほうにちょっとお伺いしておきたいと思います。いかがでしょう。 ○議長(小泉栄一)  関澤こども未来課長。 ◎こども未来課長(関澤史子)  まず、第1点目の市貝町に該当となるような児童等がいるかということでございますが、市貝町には現在おりません。そして、このような施設があるか、該当施設はあるかということでございますが、市貝町にはございません。そして、近隣市町、茂木町、益子町、芳賀町にもございません。私どもで現在把握しているのは、真岡市のほうに施設が1つあるということで把握しております。 こちらの家庭的保育事業というものでございますが、こちらに関しましては、子ども・子育て支援法の中で、家庭において必要な保育を受けることが困難な乳児と、それから幼児ということで、3歳未満の子供たちに関して、実際に家庭的保育を受けられる、同じ保育士であっても、そういう特別な研修を修了した保育士、その他の厚生労働省で定めた者、その方たちが居宅、その他の場所において、家庭的保育者による保育を行うということになります。ですので、実際、今のような条件をもって市貝町内で運営している事業所はないということになります。 失礼いたします。また、プロセスということで質問がございましたが、今のように乳幼児ということで、特別に指定される方たちが発生した場合、現在、もしそのようなことがあった場合には、当然認定を受けて、事業所のほうに引き受けるということなのですが、先程申し上げましたように現段階で近隣にはないということですので、協定なり何なりで事業をやっている事業所にお願いするというようなことになるかと思います。 こちらの、今回提示させていただきました一部改正でございますが、やはりこういう事業を行う事業所のほうが、なかなか国の基準、定めているものをクリアして運営するということが大変であるということから、実際、平成29年、先程答弁の中にございましたが、29年に、地方から提案をして国のほうで閣議決定をしていただいて、緩和ということで、できるだけ門戸を広げて受け入れられる体制をつくりましょうということで、今回一部改正を提案させていただいたものでございます。 ○議長(小泉栄一)  ほかに質疑ございませんか。          (発言する者なし) ○議長(小泉栄一)  発言がありませんので、以上で質疑を終結いたします。 これから討論を行います。 まず、本案に対する反対者の発言を許します。          (発言する者なし) ○議長(小泉栄一)  次に、賛成者の発言を許します。          (発言する者なし) ○議長(小泉栄一)  発言がありませんので、以上で討論を終結いたします。 これから議案第44号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。          (挙手全員) ○議長(小泉栄一)  挙手全員であります。 したがって、議案第44号「市貝町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。 ここで暫時休憩といたします。 再開は、午後2時25分とします。                          (午後2時11分)----------------------------------- ○議長(小泉栄一)  それでは、再開いたします。                          (午後2時25分)----------------------------------- △議案第45号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(小泉栄一)  日程第16、議案第45号「塩田・見上・竹内辺地に係る総合整備計画の変更について」を議題といたします。 本案について提案理由の説明を求めます。 入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  議案第45号「塩田・見上・竹内辺地に係る総合整備計画の変更について」ご説明いたします。 本案につきましては、塩田・見上・竹内地区の辺地に係る平成29年度から平成33年度までの5カ年の総合整備計画について、芝ざくら公園整備事業を追加するため、計画を変更するものであります。 この計画に定められた事業については、地方債の対象となり、その地方債の元利償還金について、80%が地方交付税の算出に用いる基準財政需要額に算入されることとなっております。 計画に追加する芝ざくら公園整備事業の概要につきましては、本年度から来年度にかけて、植栽斜面の再整備、平成32年度は常設イベントステージの整備、平成33年度には交流センター増設とビッグテントの設置を計画し、さらなる観光客の増加と地域の産業振興と活性化を図っていく考えでございます。 計画の変更に当たっては、既に、辺地に係る公共施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律第3条第8項の規定により準用する同条第1項の規定に基づく県知事との協議を行っており、平成30年8月15日付で、異議がない旨の回答をいただいております。 今後の事務手続は、本議会において議案を可決いただけた場合には、総務大臣へ提出することとなります。 以上が、「塩田・見上・竹内辺地に係る総合整備計画の変更について」の概要でありますが、よろしくご審議の上、本案が原案のとおり可決されますようお願い申し上げます。 ○議長(小泉栄一)  町長の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。 質疑ございませんか。 8番、小塙斉議員。 ◆8番(小塙斉)  8番、小塙です。 今回、この辺地に係る総合整備計画の変更ということで、芝ざくらの観光施設の整備事業が含まれたことを、大変私はうれしく思っています。 30年度の芝ざくらの整備工事で、斜面等の再整備というんですか、そういうものを5,000万円ぐらいですか、予定があったかと思うんですが、そのうち県の補助が80万円しかないということだったものですから、町の単費で持ち出すのは大変荷が重いなと思っておりました。 それで、29年度はもう終わっていますので、この30年度からの、30、31、32、33の4年間で1億5,110万円の事業費の申請ということでありますが、その年度ごとの、どういう整備を幾らかけて行っていくのか、その辺について再度お聞きをしたいと思います。 ○議長(小泉栄一)  軽部企画振興課長。 ◎企画振興課長(軽部修)  それでは、ただいまのご質問に対しご説明を申し上げます。 年度別の内訳でございますが、平成30年度、今年度につきましては、芝ざくらの斜面の再整備工事ということで、駐車場のあの下側の斜面、大きな斜面が東西に2つあると思うんですが、階段をおりていって左側の斜面ですね、面積が7,768平米ございます、こちらの斜面の再整備が今年度で3,199万8,000円、事業費で予定してございます。 続きまして、平成31年度でございますが、今度はあの階段をおりていって右側の斜面ですね、面積が3,429平米ございます。こちらにつきましては概算の事業費が8,000万円でございます。 続きまして、平成32年度でございますが、イベントステージの整備工事ということで、面積は30平米ほど予定をしております。金額につきましては、2,000万円でございます。現在のあのイベントステージ、既存のステージがあるわけなんですが、単管足場を組み上げました簡易な構造になっておりますので、きちんとした構造のステージイベントを整備する計画でございます。 最終年度の平成33年度につきましては、直売所の整備工事とビッグテントの整備工事を予定しております。金額につきましては2,000万円でございます。直売所につきましては、レストランはなの西側の部分で、今は2軒、3軒のテントを3連にしてひもでくくりつけて、ビニールで風を遮ったような簡易なシステムでございますので、そちらにつきまして、きちんとした建物で再整備ということで考えております。それから、ビッグテントにつきましては、10メーターぐらいの四角のものを2棟建てる予定でございます。中には、備えつけの椅子、テーブルを置きまして、休憩施設と使えるよう、また、地元の協議会の皆様が作業するとき、挿し芽の作業なんかをしているわけなんですけれども、そういうときも随時テントを張って作業をしているわけなんですけれども、そういった手間も簡略化するためにビッグテントを整備するものでございます。 以上です。 ○議長(小泉栄一)  ほかに質疑ございませんか。 8番、小塙斉議員。 ◆8番(小塙斉)  再質問させていただきます。 32年度にイベントステージの整備ということで2,000万円がございますが、これは音響設備も含めてということなんでしょうか。その辺についてお聞きします。 ○議長(小泉栄一)  軽部企画振興課長。 ◎企画振興課長(軽部修)  ただいまのご質問に対しご説明を申し上げます。 32年度のイベントステージ整備工事につきましては2,000万円の計上でございますが、工事費としまして約1,500万円、音響等の設備も含めてという金額でございます。また、そのほかに設計委託で約500万円ということで、2,000万円を予定しております。 以上でございます。 ○議長(小泉栄一)  ほかに質疑ございませんか。 11番、高徳義男議員。 ◆11番(高徳義男)  11番、高徳でございます。 今、小塙議員から観光施設があったものですから、私は道路施設の町道塩田・続谷線のことでちょっとお尋ねしますが、実際のところ、これ辺地債使ったほうが有利だろうというような感じでこの整備計画を立てたと思うんですが、2.4キロメートルありますね、その中でこの辺地にかかる延長、ざっと私が見ると、1キロメートルぐらいあるのかなという気がするんですが、ここら辺の具体的なメーターですね。 それと、続谷側というとちょっとあれなんですが、その辺地外のこの路線については一般財源、あとは国からの交付金事業で多分いくんではないかと、こうに思うんですが、そこら辺の辺地債との兼ね合い、そこら辺のところを、この5年間の動向、どんなふうにこう捉えているのか、お尋ねします。 ○議長(小泉栄一)  滝田建設課長。 ◎建設課長(滝田弘行)  ただいまの高徳議員からの辺地計画に組み込まれている町道塩田・続谷線の改良計画について、辺地債その他事業との整合というか、兼ね合いについてのご質問でございます。 今回、33年度までの計画ということで、塩田・続谷線、市貝町1級町道の幹線道路でございますが、こちらについて年次計画により、計画上は毎年200メーターの整備ということで、5年で1キロメートルということで計画を入れてございます。辺地債の対象になるという立地を生かしながら、町としても早期に整備を進めたい考えではございます。先程の話ですと、場所によってはその辺地の対象とならないのではということなんですが、市貝町としましては、塩田・続谷線、続谷の県道切ったところから塩田の県道までの区間2.4キロメートル、一応こちらについては、その辺地区間をつなぐ道路ということもありまして、今のところ町としては、全路線、辺地債の対象路線として申請を上げている状況でございます。 今後については、計画の見直しなども含めて、逆にいうと、うちのほうは、地域のご協力をいただきながら早期の完成を目指して考えてまいりたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(小泉栄一)  ほかに質疑ございませんか。 10番、山川英男議員。 ◆10番(山川英男)  10番、山川英男。 今回のこの辺地債利用なんですけれども、これ基準財政需要額に算入されるということで説明を受けております。それで、こういうもの、これ臨時財産も同じなんですけれども、これが公債費比率とか、その将来負担比率、そこに加算されないで、この今の数字が出ているのかどうかということなんですよ。 これ、10年なんですけれども、2カ年据え置きということで、利子なんかも0.01%と非常にこう借り得なようなものであろうかと思います。今、同僚議員が言ったように、こういうものを積極的に取り入れて、続谷・塩田線なんかは、本来なら10何年もかかるところを半分以内で終わらせるような積極的な運用をしたほうがいいのかなと思いますが、問題は、基準財政需要額に算入されるということで、そのカウントされないのかどうか、その点をお伺いいたします。 ○議長(小泉栄一)  軽部企画振興課長。 ◎企画振興課長(軽部修)  ただいまのご質問に対しご説明を申し上げます。 辺地債ですね、借り入れしますと80%基準財政需要額に反映されることになっております。それで、公債費比率ですね、実質、公債費比率には反映されますが、将来負担比率には、債務負担を起こしているわけではございませんので、反映はされません。 以上です。 ○議長(小泉栄一)  ほかに質疑ございませんか。 13番、平野豊議員。 ◆13番(平野豊)  13番、平野豊。 こういう計画をするのはいいことなんですけれども、問題は住民との話し合いですよね。議会に提案するのも、これ、もっと練り上げてから提案して、そして、あれじゃないでしょうか、こう議論したらいいと思うんですけれども。やはりどういう芝ざくらのそのイベントでやっていくかという一つの流れですからね。これもう決めちゃっているわけですよ、もうただ、今説明されたように。だから、もっとこの地域の人たちやもちろん関係者らと議会なんかにも提起、提案して、十分こう練り上げた中で、やはり計画というのは進むべきだと思われるんですね。 ましてや、こういう辺地ですから長期的なものなんですよね、こういう事業というのは。今言ったこの事業で起債を起こしますよということで、その事業を起こしたならば、認可さえされれば、その後で基準財政需要額に入ってくると、参入すると、80%入ると、これはわかりますけれども、そういうふうにやるんだったら、もっとちょっと早目に道路を整備をしたらと、今、同僚議員も言っていますけれども、どのぐらいまで可能なのかということですよね。 そういうのも必要ですし、事業内容も議論も必要ですし、こう我々のところに提案すると、これを賛成か反対限りになっちゃって、十分声が反映されていないわけだ、これ見ると。 だから、私たちからすれば、今後観光地として、やっぱりある面で光を放して輝いて、来る人たちが行ってみようという、そういうものをどう醸し出して提案していくかということなんですよ。 だから、こっちはいいものをつくったと思っても、利用する側、来てくれる側が全くあまりこう的外れみたいなことでは、莫大なお金だけが投入されていますのでね、私は問題だと思うんですね。だから、今担当課長が言っているけれども、あれば、このお店ですね、商店になるお店を出してもらう、ステージなんかも、どういうものをこういうようにしてもらいたいのかというんで、そういうことをやっぱり業者と話し合っているんだろうかどうかと思うんですね。 だから、十分議会にもそういうものの経過を話したり、プロセスというのは大変なんですよね、もう自分の思ったようにやりたいかもしれないけれども、やっぱり、こういう議会もあり、町民の声もある、そういう中でやっぱり練り上げないと、せっかくつくったけれども、住民の余り協力が得られない。 だから、私はあの地域の人たちなんかに聞きますと、ほかの町の人が来ているわけですよね、働きに。これでは何とも盛り上がらないんではないかと思うんですよね。自分たちの町だし自分たちの地域なんだと思って、皆やっぱり話をしたいし、聞いてもらいたいし、それは実現するかしないか別ですよ、だけれども、そういう声を大事にしないと、行政だけがひとり歩きして、形式的なものだけがどんどん進んでいって、結局、最終的にはお金がかかってしまうわけなんですよ。 だから、今回これ変更で1億5,200万円ぐらいだよね、変更になるわけですけれども。可能ならば、ある程度は同時並行にできるのか、できないのかですよね、こういう問題が。だから、そういうことを担当としてはやっぱり十分やってきたのかどうかというのは聞きたいですね、まず。どこで練り上げたのか、これですね。それはいかがですか。 ○議長(小泉栄一)  軽部企画振興課長。 ◎企画振興課長(軽部修)  ただいまのご質問に対し、ご説明を申し上げます。 平成29年度に芝ざくら公園活性化整備計画というものを策定しております。策定委員につきましては、地元の協議会のメンバーの方にも入っていただきまして、あと町の商工業者、それから観光協会、サシバの里協議会、それから芳賀農業振興事務所の職員で、12名で芝ざくら公園活性化整備計画策定委員会を組織しました。 それで、会議としましては3回開催したわけなんですが、その中で課題として拾い上げたものですね、それに今回は対応するものでございます。イベントステージ、それからビッグテント、直売所のリニューアルということで、地元の方から要望があったものを町としては課題として取り上げまして、それに対応するために、今回新たに辺地計画に入れたわけでございます。 どうしても市貝町の地名度アップには、やはり芝ざくら公園も最適な名所の一つと考えておりますし、8月のたしか19日の日曜日に開催しました大流しそうめんにつきましては、地元の新聞の第1面に掲載になりましたし、市貝町をPRする上で欠かすことのできない観光施設だとは考えております。さらなる誘客を図るため、そして北部地域の活性化を図るためにも、やっぱりこういった施設整備は必要かと考えております。 また、道路の件についてでございますが、町道の塩田・続谷線につきましては、県道の宇都宮・向田線、それから県道の黒田・市塙・真岡線を結ぶ町道の1級1号線になっているわけでございます。塩田、見上、竹内地区の住民の方が市貝町の中心部へ向かう際のアクセス道路として重要な路線であることは、当然認識してございます。町全体を視野に入れてみますと、優先順位が塩田・続谷線と同じ路線が複数路線ございますので、町内のバランスを考慮しながら事業を計画的に進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(小泉栄一)  ほかに質疑ございませんか。 13番、平野豊議員。
    ◆13番(平野豊)  13番、平野豊。 流しそうめんというのは、今担当課長が言いましたけれども、地元の人々は余りいないんですよ。本部役員さんだけで終わっている。約300人ぐらいのようなことが書いてありましたけれども、地域の人も余り出ないでね、どういうことなのかと私は思うんですよね。物すごい下手なんだな、そういうこのアクションを起こす場合の間合いの仕方が。だから、やっぱりね、やるからには地域の人の力を引き出すことなんですよ。莫大な金をかける、そのかわりには的を射たものにならなければ、議会としても本当に困ると思いますよ。皆さんの税金を投入するんですから、将来に向かって、これ借金するわけだ。 だから、やはりいろんなものをやるといったって、地域の人も総動員して皆でお客さんと和気あいあいして、今後に人とのおつき合いもしていくというふうにつなげていかないと。人によってしかつながらないんですからね、物じゃないんですよ、人間というのは。金だけで物事が動いていっているかと思ったら、大きな間違いですから、人ですから。 だから、そういう人たちをどれだけやっぱり募っているのかという、そのアクションの仕方のプロセスが物すごく欠落していると。だから、やはり地域の人がやっているんだわというだけで参加もしないしね、だから今回のこの事業計画だって、大変、何ていうんですか、こう地域の人たちにも、こういうことでこういう計画ですっていうのを、12名で決めたものが伝わっているんですか、これ実際。 本当に、町長ね、副町長、今度設けるからといってそう一気にはできませんよ。だから、担当課は担当課で一生懸命やっているんだろうけれども、大局性がないんだ、はっきり言うと。全体を見る力がない、はっきり言うと。全体をどうするかということなんですよ。そして、流れをつくったら、一気にみんなで力合わせてやるというんだよ。そういう点が町長の指導力として、私は、問われていると思うんですよ。担当課に任せるぞというようなことではだめなんですよ、やっぱり。 12名と練り上げればいいじゃないですか、12名のやつ、こんなふうでどうだって言って、地域の人たちに言って、そんじゃ、みんなでやっぺやというふうにならなければ。やっぱり、ほんのわずかな人だけでやってしまったんでは、ね、本当に莫大な金かけるわけですから。そういう点では、町長の責任なんですよ。副町長来たからって、そんな逃げるわけにいかないんだからね。 どうなんですか、そこらんところ、この今回の計画。町長もどのぐらい、やっぱり熟知しているんですか。いかがですか。 ○議長(小泉栄一)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  先程の副町長の件ですけれども、副町長は、先程も申し上げましたが、対外的にしっかりと民間の手法を生かしながら体制を整えてもらうということに専念していただければありがたいと思っています。 私の仕事は、いよいよ10年目を迎えつつありますので、仕上げの段階に入っていまして、市貝町内の眠っているいろいろな地域資源をどのようにしてよみがえらせて、それを表に出していくかというのが、私の大きな仕事として残っていまして。 町内には道の駅ができて玄関があるんですが、玄関からどうぞということで奥座敷に入れられないような、私の家と同じように座敷がごちゃごちゃで人を入れられないような状態になっています。一つ一つ地域資源をしっかりと、まだ発見の段階にいっていて、それを磨き上げまでいっていないのが現状でして、DCもございましたが、町内の文化遺産、自然遺産、そういうものをどのように磨いていけるのか。磨かなければならないというふうに思っていますが。 その中で、この芝ざくら公園がございますけれども、芝ざくら公園については平野議員がもう一貫してね、もともと地元でございますから、議会では声を大にしてご質問されたりご提案をしてきたところでございます。平野議員がおっしゃるとおり、私どもも十分認識しているのは、地域での地域の力がどうしても表に、もっと内部で熟して、それが花開かないというところが残念なところでございまして、一方で観光地としての条件整備、周年を通した条件整備、そして1カ月ですけれども、その際に最大に花を咲かせる、それから1年を通した周年の観光地としての応用とか、そういうのがあるとかと思うんですが。 その一方で、何と申しましても、地域の住民が自分たちでここで力合わせて、ここを観光拠点に仕上げ、そしてそれをやってくれるというようなものが足りないと、やはりそこは私たちのインセンティブをどういうふうにつけていくかという、これをやるともうかると、そういう小さな成功体験を大きくしていくことが大事だと思っていますが。 今回、先程担当課長からも出ましたが、計画が地域の人が入ってできました。それをまず、辺地総合計画というもので予算がとれる方向になりましたので、これをまず実現していくということで。 それに合わせて、先程も申し上げましたとおり、もうかる仕組みをどんなふうに見つけていくか、これやればこの地域の人はもうかっていく、定年退職後もここで暮らせる、そして孫たちも東京から戻ってくると、そういう仕組みをつくらなくちゃならないと思っていますが。 今やっているのは磨き上げの資本整備、それからもうかる仕組みということですので、これを地域でやっていくためには、なかなか私は手が入らないんですけれども、地域の人を集めて今盛んに言われているワークショップとか、そんなものを芝ざくら公園で、単に地域の人だけじゃなくて、ほかの人も入れて、どうやったらもうかるのかとか、どうやったらここが開くのかとかいう形でやっていければなというふうに思っています。 既に、お宝磨き事業はやって、ここはやっていないんですね、まだ、やるような方向で話はしているところですが、地域の人と他の人たちが合わさってワークショップをまずしていきながら、どんな形でできるのか、具体的にやっていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(小泉栄一)  ほかに質疑ございませんか。          (発言する者なし) ○議長(小泉栄一)  発言がありませんので、以上で質疑を終結いたします。 これから討論を行います。 まず、本案に対する反対者の発言を許します。          (発言する者なし) ○議長(小泉栄一)  次に、賛成者の発言を許します。          (発言する者なし) ○議長(小泉栄一)  発言がありませんので、以上で討論を終結いたします。 これから、議案第45号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。          (挙手全員) ○議長(小泉栄一)  挙手全員であります。 したがって、議案第45号「塩田・見上・竹内辺地に係る総合整備計画の変更について」は、原案のとおり可決されました。----------------------------------- △議案第46号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(小泉栄一)  日程第17、議案第46号「平成30年度市貝町一般会計補正予算」を議題といたします。 議案の朗読を省略し、本案について提案理由の説明を求めます。 入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  議案第46号「平成30年度市貝町一般会計補正予算(第2号)」についてご説明申し上げます。 今回の補正予算は、歳入歳出それぞれに2億3,326万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を50億2,017万7,000円とするものでございます。 補正予算書7ページをお開きください。 まず、歳出について申し上げます。 2款1項5目財産管理費につきましては、11節需用費において、旧母子センター駐車場ブロック塀の修繕料を追加計上するものでございます。これは、今年6月18日に発生した大阪府北部を震源とする地震により、倒れてきたブロック塀の下敷きになった女児が死亡する事件を受け、町有施設の緊急点検を行った結果、建築基準法に適合しないブロック塀が確認されたことから修繕を行うものでございます。 2款1項6目企画費につきましても、同様の理由で市塙駅のブロック塀を修繕するため追加するものでございます。 2款1項8目交通安全対策費につきましては、運転免許証を自主返納した高齢者に対し、デマンドタクシーの乗車券を交付するための費用を追加するものでございます。 2款3項1目戸籍住民基本台帳費につきましては、マイナンバー制度の開始に伴うシステム改修費用である社会保障・税番号システム改修業務委託料について追加するものであり、全額が国庫補助となるものでございます。 3款2項1目児童福祉総務費の13節委託料につきましては、次期子ども・子育て支援事業計画策定に係るニーズ調査費用、また、(仮称)赤羽学童・交流センター整備工事に係る監理業務委託料等について追加するもので、15節工事請負費は、施設整備に係る工事費を追加するものです。 (仮称)赤羽学童・交流センターにつきましては、来年度夏の完成を目指し、工事を進めていく予定でございます。 3款2項4目保育所費につきましては、市塙保育所の門扉及び遊具の修繕料を追加するものでございます。 6款1項5目農地費につきましては、多面的機能支払事業費交付金事業において、対象団体が新たに1組織設立されたため追加するもので、事業費の75%が補助されるものでございます。 8款2項2目道路維持費につきましては、町道1路線の側溝整備に係る費用を追加するものでございます。 8款2項3目道路新設改良費につきましては、町道赤羽工業団地線・赤羽工業団地南線の測量設計に係る費用を追加するものでございます。本路線につきましては、町内企業の工場用地拡張に伴い改良が必要となるため、今回補正するものです。 9款1項2目非常備消防費につきましては、18節備品購入費において、第1分団第9部(上赤羽地区)の消防小型ポンプを購入するための費用を追加するものでございます。19節負担金補助及び交付金につきましては、防犯灯設置費補助金を追加計上するものでございます。 10款2項1目及び10款3項1目学校管理費につきましては、先述の理由により、市貝小学校、赤羽小学校及び市貝中学校のブロック塀を修繕する費用を追加するものでございます。 10款4項2目公民館費につきましては、自治公民館の備品購入費用等について補助する地域自治公民館建設費等補助金を追加するものでございます。 10款4項3目文化財保護費につきましては、入野家住宅の消防ポンプ修繕料を追加するもの。 10款4項5目図書館・歴史民俗資料館費につきましては、図書館の空調設備修繕料を追加するものでございます。 次に、これらの財源となる歳入について申し上げます。 6ページをお開きください。 14款2項1目総務費国庫補助金につきましては、社会保障・税番号制度システム整備費補助金を、歳出予算計上額と同額の176万1,000円計上しております。 14款2項2目民生費国庫補助金及び15款2項2目民生費県支出金につきましては、(仮称)赤羽学童・交流センター整備工事に係る国県補助金の計上でございます。 15款2項4目農林水産業費県補助金につきましては、多面的機能支払交付金の計上でございます。 18款1項4目教育施設整備基金繰入金につきましては、(仮称)赤羽学童・交流センター整備事業費に充当するため繰り入れするものでございます。 19款1項1目繰越金につきましては、特定財源を充当した後に不足する額を追加するものでございます。 21款1項1目辺地対策事業債につきましては、当初予算に計上しております、芝ざくら公園活性化整備事業について、辺地対策事業債の対象事業となることから、辺地総合整備計画を変更し、あわせて起債額を変更するものでございます。 以上が、平成30年度市貝町一般会計補正予算(第2号)の概要でございます。 よろしくご審議の上、本案が原案のとおりご可決くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(小泉栄一)  町長の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。 質疑ございませんか。 8番、小塙斉議員。 ◆8番(小塙斉)  8番、小塙斉です。 ブロック塀の修繕等につきましては、私はあさって一般質問させていただきますので、補正で上がってきてよかったなと思っております。 それでは、ほかに2点ほど質問させていただきます。 7ページの下のほうですね、3款2項1目13節に、これ3点ほどありますが、次期子ども・子育て支援事業計画策定に係るニーズ調査業務委託料が111万6,000円と、その下は赤羽学童・交流センターの整備工事監理業務委託料、その下が、また赤羽学童・交流センターの整備工事監督支援業務委託料とありますが、これ赤羽学童に関してはこの管理業務と監督支援業務委託と、その2件ということなんですかね。一番上のニーズ調査については全く別の計画という位置づけなのか。その点についてお聞きしたいと思います。 その真ん中の449万4,000円ですね、これは工事管理ですから、設計された業者さんとかにお願いすると。またあの一番下であれば、どういったところに委託するのか。それについてお聞きしたいと思います。 それから、この工事請負費1億8,800万円ということでありますが、この発注方法についてお聞きしたいと思います。 それから、次のページですね、6款1項5目19節で多面的機能支払事業費交付金が132万8,000円ということで、説明では、町内に1組織活動団体ができたということでありますが、この算定額ですね、田畑が何ヘクタールあって、どのようなその補助金の算定なのか。その点についてお聞きしたいと思います。 ○議長(小泉栄一)  関澤こども未来課長。 ◎こども未来課長(関澤史子)  ただいまの小塙議員の質問に説明させていただきます。 まず、7ページのほうの次期子ども・子育て支援事業計画策定に係るニーズ調査ということでございますが、これは赤羽学童・交流センターとは全く別のものとなります。こちらに関しましては、子ども・子育て支援計画というものを、まず、平成27年に策定いたしました。こちらの計画は5カ年を1期として27年から31年までということで、1期が終了いたします。その後、2期に入るために、こちら、計画を上げるに当たってニーズ調査を行うために上げさせていただいたものとなります。 こちら計画なんですが、子ども・子育て支援事業の利用の見込みであったりとか、提供体制の確保であったり、内容を定めるためにどうしてもニーズ調査というものが不可欠となります。こちらは年明けに、国のほうで全国的なニーズ調査の結果の取りまとめというようなものも予定されているということから、今年度補正ということで上げさせていただきました。実際、あのガイドラインのほうの説明が、国のほうからおりてきたのが遅かったということもございまして、当初予算のほうには上げられず、補正という形をとらせていただきました。 それと、工事管理業務委託料でございますが、こちらに関しましては、まず、工事監督支援事業につきまして建設工事ということもあり、工事監督業務を行うに当たり専門的な知識が必要となることから、また、今回の事業に関しましては国庫ということで、国庫補助金のほうも受けておりますので、実は会計検査対応等も想定し、技術支援業務を別に委託するということで二本立てで、工事管理業務委託料として449万4,000円、そして工事監督支援業務として226万8,000円ということで上げさせていただきました。 発注方法でございますが、こちら、発注につきましては一括発注ということで考えております。どうしても分割発注になりますと二度手間、三度手間ということで、予算のほうが高くなるんではないかということから、一括ということで考えております。 以上です。 ○議長(小泉栄一)  永山農林課長。 ◎農林課長(永山良一)  ただいまの小塙議員のご質問にご説明をさせていただきます。 まず、6款1項5目農地費、19節負担金補助及び交付金の多面的機能支払事業費交付金の件でございますが、先程町長の提案理由の説明の中にもあったかと思いますが、平成30年度に新たに1組織立ち上がり、設立されたところでございます。この組織につきましては、活動地域が、自治会名で申しますと前之内、東峯崎、西峯崎、荒宿東、荒宿西という5自治会で、30年5月26日に、名称を申しますと市塙西南地域環境保全の会という名称で設立をされたところでございます。 現在の構成員数、参加人数でございますが、59名でございます。 活動面積でございますが、水田が4,196アール、41.96ヘクタールになります。畑地につきましてが、192アール、1.92ヘクタールでございます。合計いたしますと4,388アール、43.88ヘクタールでございます。 交付金の内容につきましては、水田につきましては10アール当たり3,000円、1ヘクタール当たり3万円でございます。畑につきましては10アール当たり2,000円でございます。合計いたしますと約129万8,000円ということになります。この部分が今回補正をお願いするところでございます。 以上でございます。 ○議長(小泉栄一)  ほかに質疑ございませんか。 1番、関澤正一議員。 ◆1番(関澤正一)  1番、関澤正一です。 8ページ、8款2目の15節工事請負費ですか、600万円、これ1路線あるということなんですよね、どの路線か、先程の話では側溝整備ということなんですよね、側溝整備何メーターぐらいあるのか。そこら辺1つ教えていただければと思います。 それともう1点、9ページ、10款2目の公民館費ですか、その中の19節負担金、補助及び交付金ということですね、13万円ですか、これ地域自治公民館建設費等補助金という、これ多分エアコンじゃないかと思うんですよね。その追加なんですけれども、何件ぐらいあるのか、そこら辺ちょっとお聞きしたいと思います。前、何か話では、かなり追加があったんだって話聞いていますんで、わかれば一応、件数を教えていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(小泉栄一)  滝田建設課長。 ◎建設課長(滝田弘行)  それでは、関澤議員からのご質問についてご説明申し上げます。 今回、道路維持費としまして工事請負費600万円計上させていただきました。町道1路線の側溝整備ということでございますが、場所につきましては上赤羽地内、地域的には向ヶ原自治会という民間開発による住宅団地がございます、そちらの団地の北側、昔は民間の博物館などができていた場所がありまして、あの辺につきましては、現在雑木林だったところが宅地開発されたり、あるいは工場ができたり、大型車両の出入り基地になったりということで、かなり開発が進んでございます。 そちらについて、一部周辺雨水あるいは道路雨水等の排水が、どうしてもこの昨今のゲリラ豪雨の際、水が処理し切れないで道路が冠水して海のようになってしまう、あるいは建物に大型車両が通っての水しぶきが上がるというようなことがあって、地域のご要望もありまして、早急にその水処理をすべく側溝を整備するものでございます。 側溝としましては、今、今回計上させていただいたのは、側溝延長としては98.5メーターで集水ますを3基設ける、及びそれに関する付帯工事一式ということで、今回計上させていただいたところでございます。 以上でございます。 ○議長(小泉栄一)  和田生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(和田政一)  ただいまの関澤議員のご質問についてご説明申し上げます。 本年度、地域自治公民館建設費等補助金交付につきましては、既に7地域の自治公民館で申請をしてございます。今回、刈生田地区につきましては、エアコン設置と机等の合わせて38万5,000円の事業費に対して30万円の補助をするに当たりまして、残金がありますが、今回補正させていただく13万円が不足となりますので、予算計上させていただきました。 以上です。 ○議長(小泉栄一)  ほかに質疑ございませんか。 3番、豊田功議員。 ◆3番(豊田功)  3番、豊田功。 例の大阪の事故がありまして、ブロック塀が大きな問題になっているわけであります。本町でも母子センターのブロック塀、それから市塙駅のブロック塀、そして小学校と中学校、市貝小、赤羽小、中学校とブロック塀、そのように多くのブロック塀の修繕箇所があるようでありますけれども、これは具体的にどのように修繕されるのか、取り払ってしまうのか、あるいは低いブロック塀を作るのか。何か予算が大変少ないようなので、取り払うのかななんて想像しているんですが、具体的にご説明いただければと思います。 それともう一つ、市塙保育所の門扉の問題ですが、3カ所の出入り口があるわけですが、たしかにあの校庭のほうの入り口が、門扉の引き違い戸というんですか、あれが非常に悪いんですが、具体的にどの場所をどのように修繕されるのか、ご説明いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(小泉栄一)  関澤こども未来課長。 ◎こども未来課長(関澤史子)  ただいまの豊田議員の質問にご説明申し上げます。 まず、学校関係につきましてでございますが、今回、学校は小貝小学校を除く3校、赤羽小学校、市貝小学校と市貝中学校ということが、ブロック塀ではなく大谷石塀が学校のほうでは対象となりました。大谷石塀の場合には、建築基準法施行令の第61条第1項で、1.2メートル以下にするというのが条件にございます。ただ、こちらは改正規定で昭和54年に改正されたものですから、実際、学校のほうはそれ以前に門としてありましたので、違法ではなく、今現在は不適合である、適合していないよという状態で、今回改修となるものでございます。 実際、学校によっては塀に隣接して花壇等がある場合は、その花壇等の高さまでは残して、その上をフェンスの塀に変えるというようなことを今回考えております。該当となりますのは、まず、赤羽小学校の場合には、ネットフェンスが、高さ1.5メートルの高さのものに改修する予定でございます。そして、赤羽小学校の1カ所、花壇のほうに隣接しているところがございますので、そこは大谷石を全て撤去するのではなく、2段だけ撤去して残り部分は残しておくというような処置をするように考えております。 また、市貝小学校のほうにつきましても、同じようにネットフェンスで、こちらも1.5メートルの高さに変えるように考えております。 市貝中学校に関しましては、大谷石塀、こちらが8段組みで3カ所ほどございますが、そちらを周りの高さと合わせまして、こちらに関しては1.2メートルの高さのネットフェンスに変えるように計画しております。 続きまして、市塙保育所のほうの門扉でございますが、市塙保育所のグラウンド側の正門、こちらのほうが経年劣化により3基、こう3つつながった状態になっているんですが、その3基ある門扉の結合部分が破損して、実際にこうかみ合いが悪くなって倒れてきてしまうというような状態になっております。開閉の際は大変重く、あきにくかったり、今申し上げましたように倒れたりということで、子供などが間に挟まれたらとても大変な事故等になってしまいますので、至急対応ということで今回上げさせていただきました。実際こちらの門扉は重い古い昔のタイプですので、軽い今のものに変えることを想定して計上させていただきました。 それと門扉なんですが、正門部分とあわせまして、ちょっと離れた1カ所部分、通用口の部分は、こう手前に開閉するようなものを予定しております。 以上です。 ○議長(小泉栄一)  総務課長。 ◎総務課長(水沼加代子)  ただいまの豊田議員のご質問についてご説明申し上げます。 まず、先程、あの学校関係のほうの説明はあったところですが、2款1項5目11節の修繕料ということで、今回旧母子センターの駐車場のブロック塀の修繕を上げさせていただいております。今回調査した結果、総務課というか管財のほうで、町の所有のブロック塀で危険箇所と認めた場所が、市塙駅ホームの石塀はそちらですね、あと赤羽南公民館出入り口にある石塀、あと旧市塙保育所跡地の石塀と、あと町営駐車場として今活用している旧母子センター跡地のブロック塀でございます。 今回補正で上げさせていただいたのは旧母子センター跡地のブロック塀なんですが、こちらにつきましてはかなり老朽化というか、古い状態でございますし、あと前回のあの震災等につきましてやっぱり破損した部分もございまして、そちらで危険箇所ということで今回はそちらを、既存のブロック塀が今7段で32メートルあるブロック塀でございまして、こちらにつきましては、そちらを撤去いたしまして、ネットフェンスにつけかえる予定でございます。 そのほかの3カ所につきましては、大谷石が門柱の脇に何段か重なっていたりとかそういう箇所になりますので、そちらにつきましての撤去につきましては既存の予算の中でやっていくようにいたしまして、今回につきましては母子センターのブロック塀のほうの修繕ということで計上させていただきました。 以上です。 ○議長(小泉栄一)  軽部企画振興課長。 ◎企画振興課長(軽部修)  続きまして、2款1項6目企画費の修繕料40万円でございますが、市塙駅の石積みでございます。延長が約50メーターほどあります。駅舎の南側といいますか、あの真岡方面につきましては16メーター、それから駅舎の北側といいますか、茂木方面につきましては33メーターございます。構造は大谷石づくりとなっておりまして、かさ石を入れまして4段から5段の大谷石の塀がございます。高さが1メーター29センチから1メーター37センチで、基準より少し高い程度でございますので、大谷石ですね、1段撤去しまして、1メーター20センチ以下にして施工する予定でございます。 以上です。 ○議長(小泉栄一)  ここで暫時休憩といたします。 再開は午後3時45分とします。                          (午後3時28分)----------------------------------- ○議長(小泉栄一)  それでは、再開いたします。                          (午後3時45分)----------------------------------- ○議長(小泉栄一)  関澤こども未来課長。 ◎こども未来課長(関澤史子)  失礼いたします。 先程、私、誤って改正法の年号を昭和54年と申し上げました。しかし、正しくは昭和56年の誤りですので、訂正させていただきます。 ○議長(小泉栄一)  ほかに質疑ございませんか。 6番、園部弘子議員。 ◆6番(園部弘子)  先程同僚議員が質問した、再質問みたいな形になって申しわけないんですけれども、7ページの3款2項4目保育所費の中で11節市塙保育所の修繕料につきまして、壊れたのが5月30日ぐらいということで聞いておりまして、既に3カ月が経過をしております。現場を見てきましたら、50センチぐらいのすき間があいてありまして、ふだんはタオルかけのようなものが置いてあるんです。でも、7月末の夏祭りとか、そういうときにはこれを撤去してしまうので、お子様が通過できる広さがあいてしまっているということですので、父兄の方から危険という声が上がっていました。 間もなく運動会もありますので早急な対策が必要と思いますが、完成予定はいつごろになるかお伺いいたします。 ○議長(小泉栄一)  関澤こども未来課長。 ◎こども未来課長(関澤史子)  ただいま園部議員からご指摘がございましたとおり、保護者のほうからも懸念の声は上がっていたということで、保育所の所長のほうから報告は受けております。私どもでも早急にということで対応はしたいと考えていましたが、実際今回補正させていただくように、金額のほうが130万円ということで若干高額だったものですから、保育所のほうに安全の面で十分配慮するようにということで、今回まで延びてしまったということでございます。 そして、今回補正のほうを通していただきましたら、速やかに対処するように、できるだけ早くということで考えております。実際にいつということは申し上げられないんですが、できるだけ早くということで考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(小泉栄一)  ほかに質疑ございませんか。 8番、小塙斉議員。 ◆8番(小塙斉)  8番、小塙です。 先程自分で質問したものについて再質問させてください。 7ページの3款2項1目15節の工事請負費の1億8,800万円、赤羽学童・交流センターの件なんですけれども、先程の回答で一括発注ということでありましたけれども、これの今回発注となる構造と面積についてお聞きしたいと思います。 それと、一括発注であるとすれば、町内の業者はその入札に何社入ることができるのか。その点についてもお願いします。 ○議長(小泉栄一)  関澤こども未来課長。 ◎こども未来課長(関澤史子)  今回計上しております工事請負費でございますが、内容としましては鉄骨造り平屋建て、そして床面積は541.91平米を予定しております。実際こちらのものに関しましては、コンセプト、これは何度か申し上げておりますが、できるだけ木材の素材感を活用して子供たちに木の温もりのあるものということで考えております。 実際こちら、町内業者、町外業者ということなんですが、今のところまだ確定しておりませんので、検討中ということで、入札のほうで予定しておりますので、まだ未定ということでご了解願いたいと思います。 ○議長(小泉栄一)  ほかに質疑ございませんか。 13番、平野豊議員。 ◆13番(平野豊)  13番、平野豊。 今のこども未来課長が話されました3の2の1の今の学童保育等の交流センターなんですが、できればですよ、一括で工事をやるという考えのようだけれども、1つ考えてもらいたいのは、できれば地域の地元の業者で経済効果を波及させるという視点も大事なんですね。同じ金額だったらば町内業者、それで最も同じ業者の、同じというか町内のほうが有利なわけですよね、業者としても、わざわざ何キロも何十キロも行ってやるよりはね。だから、できれば、町内業者で共同企業体みたいな形でこういった町の事業というのはやるようにして、地産地消と同じような部分もあるわけだけれども、要するに費用対効果と経済効果をあわせて考えると。できないものかどうかですね。今言った県産材使えば、相当補助も出るわけですよね。だから、そういうものもいろいろ工夫して、同じ金額使うんならそういうふうにいろいろな波及効果を図る。ここを考えていただきたいと思います。 もう1点は、9の1の2消防費ですね、18節のところに備品購入費として162万円、1の9にやるんだということですが小型ポンプを購入する。いわゆる可搬式ということなんでしょうけれども、なぜこれがその可搬式というふうにしたのなのかですね。どうしても必要なんでそうなったのかどうか、その内容や経過についてご説明願いたいと思います。 以上です。 ○議長(小泉栄一)  関澤こども未来課長。 ◎こども未来課長(関澤史子)  ただいま、平野議員からございました分割発注と一括発注ということで、私どもでも若干試算をさせていただきました。 例えば、建築を頼んで、また電気設備を頼んで、機械設備を頼んで、外構を頼んでというふうな4つに分けたらどれくらいになるだろうということで試算しましたところ、一括でやった場合と4分割にした場合では、おおむね900万円から1,000万円近いお金、4分割にすると増額となってしまいます。どうしても、そのときときおりの足場であったりとか、重複してしまう部分が出てくることによって、金額がかさむという試算がございます。 ですので、公金ですので、できるだけ、当然地元業者を優先してということもございます、地元活性化ということもあるのですが、できるだけ経費部分は抑えてというふうにも考えております。 以上です。 ○議長(小泉栄一)  水沼総務課長。 ◎総務課長(水沼加代子)  ただいまの平野議員の質問についてご説明申し上げます。 今回の9款1項2目の非常備消防費の中の備品購入費のほうなんですが、こちらが第1分団第9部上赤羽地区の小型ポンプになります。 こちらにつきましては、ここ数年、昨年もで、今年度の操法大会のほうもふぐあいが生じまして、点検のほうが途中で中断するような状況になっているところでございまして、こちらのポンプにつきましては通常においてもしばしば修理を重ねてきたところでございます。このポンプにつきましては、平成14年度に車とポンプを同時に購入しているところなんですが、有事の際に速やかに地元の消防団の方が稼働できなくてはというようなことで、こちらのポンプにつきまして今回新たに購入をさせていただきたいものなんですが、本来は平成33年度、年次計画といたしましては平成33年度に車とポンプのほうを更新する予定であったところでございますが、今回このようなふぐあいがずっと続いているということで、ポンプのみの購入を計上させていただいたところでございます。こちらのメンテナンス等につきましても、水出し等で各部とも通常実施しながら、メンテナンス等も行っているところではございますが、ずっとふぐあいが生じているということで、今回こちらのほうの買いかえの予算を計上したものでございます。 以上です。 ○議長(小泉栄一)  ほかに質疑ございませんか。          (発言する者なし) ○議長(小泉栄一)  発言がありませんので、以上で質疑を終結いたします。 これから討論を行います。 まず、本案に対する反対者の発言を許します。          (発言する者なし) ○議長(小泉栄一)  次に、賛成者の発言を許します。          (発言する者なし) ○議長(小泉栄一)  発言がありませんので、以上で討論を終結いたします。 これから議案第46号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。          (挙手全員) ○議長(小泉栄一)  挙手全員であります。 したがって、議案第46号「平成30年度市貝町一般会計補正予算」は原案のとおり可決されました。----------------------------------- △議案第47号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(小泉栄一)  日程第18、議案第47号「平成30年度市貝町国民健康保険特別会計補正予算」を議題といたします。 議案の朗読を省略し、本案について提案理由の説明を求めます。 入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  議案第47号「平成30年度市貝町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)」についてご説明申し上げます。 今回の補正予算は、歳入歳出それぞれに、215万円を追加し、歳入歳出予算の総額を11億2,115万円とするものです。 それでは、歳出からご説明申し上げます。 4ページをお開き下さい。 6款1項3目疾病予防費につきましては、生活習慣病の早期発見や、早期治療を促進し健康維持増進を図ることを目的に、人間ドック健診費用の一部助成を行っておりますが、申し込みの件数が想定よりも伸びていることから、委託料として38万4,000円を追加するものです。 9款1項3目償還金につきましては、退職者医療療養給付費交付金の精算確定に伴う返還金であり、176万6,000円を追加するものです。 次に、歳入についてご説明申し上げます。 同じく4ページ上段をごらんください。 9款1項1目繰越金につきましては、前年度からの繰越金のうち215万円を補正財源として追加するものでございます。 以上、国民健康保険特別会計補正予算(第1号)の概要でございます。 よろしくご審議の上、原案どおりご可決くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(小泉栄一)  町長の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。 質疑ございませんか。 13番、平野豊議員。 ◆13番(平野豊)  13番、平野豊。 6款1項のところですが、3目の疾病予防、人間ドックが大変それなりの効果が上がっていると思われますけれども、現在何名ぐらい行って、あとどのぐらいまで見込んで積算した予算の計上なのか。最近は、今言われましたように成人病ということで多いわけですけれども、年齢から見ますとどれくらいの方が人間ドックに申し込まれているのかですね。またこの病気になってからお医者さんにかかるというよりも、早期発見して早目の対策ということで、ぜひそこの点の取り組みですね、その点を含めましてこの予算の説明を願いたいと思います。 ○議長(小泉栄一)  川又町民くらし課長。 ◎町民くらし課長(川又孝宏)  ただいまの平野議員さんのご質問につきましてご説明をさせていただきます。 6款1項3目13節の人間ドックの補正でございますが、こちらにつきましては、今現在150の申し込みを受け付けております。予算のほうが135ということで、予算のほうを計上してございますので、そこに不足する分と今後の見込みが5件ということで予算のほう計上したものでございます。 なお、今回ドックのほうがふえているという理由の1つでございますが、1つは、社会保険加入時において人間ドックを受けていた、その後退職した後、同じ病院のほうでドックを継続して受けたいというふうな申し込みがふえているというのが1つと、もう一つは、健康意識の向上というふうなことで増加しているものと思われます。 それと年齢階層につきましては、老人医療のほうもあわせて、老人医療というのは大変失礼なんですが、国保の加入者であれば老人医療の方でも当然該当になるということでございますが、階層別には今のところ分析のほうまでしてございませんので、手元のほうには資料ございませんので、ご了解いただければと思っております。 以上でございます。 ○議長(小泉栄一)  ほかに質疑ございませんか。          (発言する者なし) ○議長(小泉栄一)  発言がありませんので、以上で質疑を終結いたします。 これから討論を行います。 まず、本案に対する反対者の発言を許します。          (発言する者なし) ○議長(小泉栄一)  次に、賛成者の発言を許します。          (発言する者なし) ○議長(小泉栄一)  発言がありませんので、以上で討論を終結いたします。 これから議案第47号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。          (挙手全員) ○議長(小泉栄一)  挙手全員であります。 したがって、議案第47号「平成30年度市貝町国民健康保険特別会計補正予算」は原案のとおり可決されました。----------------------------------- △散会の宣告 ○議長(小泉栄一)  以上で、本日の日程は全部終了しました。 本日はこれで散会いたします。                          (午後4時06分)...